葦毛湿原の白玉星草


愛知県・豊橋市の葦毛湿原(いもう湿原)では、
自生している珍しい貴重な植物が見られる。
9月に咲いている主なものが白玉星草だ。

いきなりですが、きらめく満天の空と天の川です。


と思ったら、いえいえ、これが白玉星草の群生なんです。
まるで、星をちりばめたように咲いています。


降り続いた雨がこの日の前日辺りから止んだのは幸いだったが、
“過ぎたるは及ばざるが如し”で、この日はお天気が良すぎて、
小さな白い花はデジカメのオートではきれいに撮れなかった。
で、遊び心で修正した星空の?写真から入りましたが、
珍しい花で、ご存知でない方もいらっしゃるでしょうから、
雰囲気だけでも楽しんでいただけたらと載せてみます。


先ずは、湿原の中の木道から。
この木道から落ちて植物を傷つけないように注意しながら進む。


雰囲気としては、こんな風にまっすぐに伸びた茎の上に、
小さな白い綿帽子のような花が咲いています。


白飛びしているが、マクロで見ると、
まるで白い金平糖菓子のようだ。
白玉星草とは、何ともロマンティックな名前ではないか。


風で倒れそうになっている群生もあり、
倒れながらも健気に花をつけている姿には、
寄って行って手で起こしてやりたい衝動に駆られた。



星屑のような小さな花の集まりも、
他の植物の中を飛ぶ蛍にも見える風情も、
射し込む光のカーテンのようなたたずまいも、
いろんな表情がすべて非日常性の中にあった。





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