本薬師寺跡のホテイアオイ
奈良の薬師寺は、藤原京から平城京に遷都された時に建物が移されたが、
奈良県橿原市の藤原京にあった本薬師寺跡と呼ばれている場所で、
たくさんのホテイアオイが咲いていると聞いて見に行ってきた。
現在の薬師寺と区別するためにこちらは本薬師寺跡と言うようだ。
大和三山の一つである香久山(香具山)を背景に。
香久山(香具山)は、三重に見える一番手前の小さな山。
大和三山の畝傍山(うねびやま)を背景に。
本薬師寺跡の休耕田に植えた約50万株ものホテイアオイが見事だった。
最後の1枚は花の色が白いが、補正して脱色した訳ではなく、
ほとんどが薄紫色の花の中で白色の花も咲いていた。
こんな風に撮ると、薄紫色の中に白色があることが分るだろうか。
こちらの田圃からあちらの田圃へとそこらじゅう一面に咲いている。
ホテイアオイは田圃の土の中に植えられているように見えるが、
実は、池などの流れの少ない水面に浮かんで生育する水草で、
繁殖力が強く、池を覆い尽して困ったというニュースを見た記憶がある。
そこで、確かに水面に浮んでいることが分かる写真を入れてみた。
「ホテイアオイ」の名前は、葉柄が丸く膨らんで浮き袋の役目をしていて、
布袋(ほてい)の膨らんだ腹のようだからと名付けられたようだ。
咲き遅れたハスの花がホテイアオイと咲き競っていた。
現在の本薬師寺跡には大きな礎石が残っているだけである。
そこで、奈良市・西の京にある薬師寺へも寄ってきた。
世界遺産の薬師寺のこれは金堂である。
同じく世界遺産の唐招提寺へも寄ってきた。
これは唐招提寺の金堂である。
薬師寺や唐招提寺はそれだけでページが書けるかもしれないが、
本堂の中などは撮影禁止で写真は撮れないし(建物の写真だけでも書ける?)、
ホテイアオイのついでに載せるだけでは申し訳ないが罰が当たりませんように。
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