氷ノ山


標高1510m。「ひょうのさん」ではなく「ひょうのせん」です。
兵庫県で1番、中国地方では大山に次いで2番目に高い山。
頂上からのパノラマ写真です。 こちらからどうぞ。


登山を始める前の日に泊まった宿からは、このように、
「日本の棚田百選」に選ばれた見事な棚田の美しい景観が見られる。


氷ノ越コースから見た赤倉山(標高1332m)。


標高1250mの氷ノ山越えの峠には避難小屋があり、また、
かつては伊勢詣でに行き交う人々の街道であった名残りの
人々の安全を守る古いお地蔵さんもあった。


ブナの自然林の中を歩く。
快晴の青い空にブナの小枝が映えてきれいだ。
しばしの間、歩く道もなだらかでブナ林の美しさを愛でる。


と思ったらすぐに、険しい登り道になった。

写真を撮る私を置いて先を行く夫が、
ブナの大木のすぐ前に写ってしまった。
「どけてどけて」と気をつけるのだが、
このように時々夫が写ってしまう。



ここからはいよいよ残り500mだという、
標高1380mの仙谷別れに着く直前に見えた
頂上の避難小屋。あと500mだと輝いて見えた。


仙谷別れから山頂に向かって少し歩いた所にある「こしき岩」。
てっぺんは氷ノ山で一番眺めが良いそうで、
てっぺんで両手を挙げている若者はそれこそ輝いていた。

「上は風が強くて危険だからおばさんは止めた方が良い」
とリーダーが言っていると言いながら、女性が途中から引き返してきた。
おばさんとおじさんの我々夫婦も、残念ながらこの岩へは登らなかった。


驚いたことに登山道にはまだ雪が残っていた。
さすが、標高1510mの山だ!と感心した。


雪の場所を通り過ぎ、右に曲がると突然頂上の避難小屋が見えた。
頂上の避難小屋まではチシマザサの草原が続いている。

我々は氷ノ越コースを登ってここまで来た。
帰りは仙谷コースを降りても良かったが、
仙谷コースは荒れているので避けた方が良いと言われていた。
ここに板が敷いてあったのも雨のために柔らかくなっていたからか。


これが山頂にある避難小屋。
歩いて登っている間は暑くて、上着は脱いで歩いたが、
1510mの頂上は風が強くて、寒い位であわてて上着を着た。
風当たりの少ない場所で、宿で作ってもらったおにぎり弁当を食べた。
いつもそうだが、山頂で食べるおにぎり弁当はおいしかった。


たしかに山頂1510mまで登った証拠の写真を。
右は三角点。


これは、休憩所を兼ねたトイレ。
一番短いルートでも往復5時間+弁当の時間では、
山頂にトイレがあるのは助かる。
太陽光パネルで自然エネルギー(太陽光)を活用して、
雨水とトイレ洗浄水を循環させるシステムのトイレだそうだ。


青空に映えるこのコブシの花、実は下りで撮った。
普段見られない花がいろいろ咲いていて珍しいことと、
登りはしんどいので上を見る余裕がなかったか、
登る時には下ばかりを見ていて全く気づいていなかったのだ。
下っている時にこのコブシの花を見つけた時には、
こんなに目立つ花を見ていなかったとは…と我ながらあきれた。

この短い1頁の中で氷ノ山の標高を1510mと4度も書いて強調したのは、
これまで登った三田周辺の山は400mからせいぜい1000mの山だったから。
そして、このページの締めくくりは次の写真です。


ここは、登山道の入り口です。
ここから登山開始でした。
ハイ、後ろの方に見えるでしょうか?

登山開始した所がすでに標高910mだったんですよ!
そうなんです、泊まったのが“高原の宿”でした。。

最後に、氷ノ山で出会った花をいくつか入れて終わりにします。
アルバムに大きな写真を入れてありますのでこちらもどうぞ。

ショウジョウバカマ エンレイソウ サンカヨウ
ヤマルリソウ ニリンソウ ミヤマカタバミ
ハシリドコロ ボタンネコノメソウ タチカメバソウ?
ヤマエンゴサク ヤマエンゴサク ミヤマキケマン
アズマイチゲ? ユキザサ ミヤマシキミ




戻る   目次へ