井手町玉川堤の桜まつり



家の近くの桜並木は、いつ満開になるかと毎日眺めて観察していたが、
遠くの桜の開花と満開情報は、調べて行かなければならない。

今年は、京都府綴喜郡井手町の玉川堤の桜を見に行こうと決めてから、
夫と私の都合を合わせ、天気予報と満開情報を見ながら決めたこの日は、
天気も良くて、桜も丁度満開で、きれいな桜を楽しむことができた。


「平成の名水百選」にも選ばれた玉川の両堤。
丁度見頃の桜並木があまりにも見事で、
川の畔で桜を見ながらお弁当を食べた。


玉川の堤だけでなく、川の畔の歩道の両側にも桜が満開で、
約500本のソメイヨシノが桜のトンネルをつくっていた。


と、たくさんの桜を見ていただいた上で、
古くから多くの和歌や絵画に登場する玉川の山吹も、
4月上旬から5月上旬頃まで川堤を黄金色に染めるとか。


紫式部、和泉式部、小野小町、紀貫之などが詠んだ歌にも
「井手」の「山吹」の言葉が入っている。


その山吹の花もこの日すでに一部では咲いていて、
桜と山吹の競演も入れてみた。


濃いピンクの桜と白いユキヤナギとの競演。


暖かくなったこの日は、水と戯れる親子の姿も見られた。


近くには地蔵禅院もあり、見事なしだれ桜で知られている。
京都の円山公園のしだれ桜はここから株分けされたそうだ。
高台にあるため、しだれ桜越しには、井手町の街並みが見える。


最後は、これ、「胴吹き桜(胴咲き桜)」と言うそうですね。
枝を伸ばすでもなく、太い幹からいきなり咲いています。

老木に多く、桜の老木は光合成をする力が弱くなり、
眠っていた「休眠芽」が目覚め、幹に花を咲かせ、
より多くのエネルギーを確保するのだそうです。
歳をとってくると、木のエネルギーが不足して、
光合成する葉を急いで増やそうとするためだとか。

身につまされる話で、終わりです。




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