城南宮のしだれ梅
同じ日に見に行った青谷梅林は5分咲きとは言えない3分咲き位だったが、
ここ城南宮のしだれ梅は満開で、実に見事できれいだった。
写真は、光の当たり具合で色が微妙に違っているが、
1本1本の梅の木も花の色は微妙に違っていたようにも思う。
ピンク色に白色の梅の花が混じっている光景も美しい。
庭園を流れる小川にしだれ梅の枝が垂れ下がっていて、
柄にもなく詩情をそそられたが、詩は浮かばない。(^^;)
遠目に見るたくさんの梅の花も、マクロで見ると可愛い。
全体を見渡せる場所がないのが残念だったが、
1本の木全体を撮れるこの場所がせいぜいだ。
この辺りの木はひょろひょろと背が高い。
しだれ梅のあまりの見事さに、いきなり美しい梅の写真から始めてしまい、
順番が逆になってしまったが、ここは城南宮。
家を建てた時には、地鎮祭に使う清めのお砂をここから授かってきた。
また、城南宮は、この平安の庭で催される「曲水の宴」でも有名だ。
「平安の庭」を流れる一筋の遣水(やりみず。曲がりくねった小川のこと)に沿って、
平安時代の貴族の装束に身を包んだ7名の歌人が和歌を詠み、短冊にしたためて、
目の前に流れて来る盃のお酒をいただくという王朝の雅を今に再現している、
そんなニュースを見たことがある人も居られることでしょう。
さて、ピンクと白の梅の花の中で、真っ赤な「城南椿」も輝いていた。
ツバキの花は、散る時は、ポトンといさぎよく花を落す。
はい、ポトンと終わります。
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