首途八幡宮の源平しだれ桃




首途八幡宮では、源平しだれ桃と紅しだれ桃がきれいに咲いていた。

「首途」とは「出発」を意味し、「かどで」と読む。
源義経(牛若丸)が鞍馬山から奥州・平泉に赴く際に、
ここで道中の安全を祈願して出発したと言われていて、
奥州へ首途(旅立ち)した記念に建立された碑もある。

石碑には、「源義経奥州首途之地」と刻まれている。


源平しだれ桃(白・赤 咲き分け)。


しだれ花桃(赤 咲き分け)。


源平しだれ桃は、1本の木に白と赤の2色の花が咲く。
白は源氏の旗色、赤は平家の旗色に由来している。


中には、2色がまだらになっている花もある。

 
 


花桃は華やかで、岡山の桃の里で育った私には、
とてもこれらが同じ桃の花とは思えない。
桃の花は、桃が実る前の花だったのだから。

華やかな花の写真が続いたところで、
「首途」とは「出発」を意味すると書いたが、
この由緒により「首途八幡宮」と呼ばれるここには、
なるほどと思われる絵馬がたくさん掛かっていた。


イギリスやアメリカやアイルランドやロサンゼルス(アメリカ)へ
行って無事に帰って来られますようにとの願いが書かれている。
なお、名前が書かれている箇所は読めないように消しておいた。
旅立ち、旅行安全の神として信仰を集めていることが分かる。

さぁー、「Mizuの部屋」も新しい世界へ首途しよう。



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