新緑の甘南備山
桜の季節が終わると、新緑が美しい季節になった。
枯れ木のようで寂しかった庭の植木にも緑の葉が出てきて、
あっという間に、それぞれの葉を着実に伸ばしてきた。
一斉に「春が来た」と歌っているようである。
そこで、山の緑の空気を吸いに近辺の山へハイキングした。
「甘南備(かんなび)山」という標高221mの低山である。
雄山と雌山の2つの頂上を持つ双耳峰だそうだ。
しかし、後ろのあの山、山とも言えない程の低山である。
登山道入り口まで歩いて行く道の両側では、
畑一面をピンク色に染めているレンゲ畑や、
竹の子が頭を覗かせている竹林を楽しむ。
さぁ、ここが登山道入り口だ。
登山道入り口からも舗装された管理道路を登って行く。
舗装されていても管理道路で車が来ないから歩き易い。
登山道入り口から30分程で展望台に着く。
ここからは舗装されていない山道が始まる。
展望台からは京田辺市や京都市の市街地が見渡せる。
展望台から少し行った所からも見渡せる場所がある。
上記案内板には甘南備山は「標高217m」と書かれているが、
側にある石柱には1990年発行の地形図から「海抜221m」
に改正された、と書かれている。4m高くなった訳だ。
神南備(かんなび)神社がある雄山の頂上。
ちなみに、漢字を書き間違えたのではなく、
甘南備山と読みは同じだが、漢字が違う。
神南備神社が雄山の頂上だということだったが、
本当の頂上は神社の後ろだと聞き行ってみた。
確かに、「頂上221m」の表示があり、
すぐ下には、神社の建物が見えた。
森林浴しながら山の中を歩き、雌山の頂上を目指す。
あれ? これが三角点でしょうか。
いいえ、これが雌山の頂上である三角点です。
ここからも市街地を見渡せた。
ヒノキの森では、木漏れ日を浴びなが歩いた。
最後が近づいたので、春が来て花や葉の喜びの表情を。
山の中では芽吹きの様子も新鮮だ。
最後は、「タケノコと背比べ」と「キジ」。
私の背丈と同じ位にまで大きく育った竹の子と、
キジは、地元のおばさんが教えてくれました。
いつもあの竹林へキジが来るのだそうです。
緑の中のキジの姿にも目を魅かれました。
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