日本最古の「日本書紀」において、日本建国の地と記されている橿原。 天照大御神(あまてらすおおみかみ)の血を引く神武天皇が創建された橿原神宮。 日本の歴史と文化の発祥の地である橿原は日本の原点とも言える、と書かれている。 さすがに広い敷地の中、延々と続く表参道を歩いて行くと、下の南神門へ行き着く。 |
ところが、ここまで来てふっと気が付いた。 あれ? 鳥居がどこにも無かったなぁ、と。 何か違和感があったのは鳥居が無かったからだ。 すでに出口に近かったので、守衛さんに尋ねた。 御鎮座百三十年奉祝記念事業の鳥居改修工事中で、 そのために、現在は鳥居がなくなっていたのだ。 尋ねて良かった。訳が分かって気分がすっきりした。 守衛さんは、鳥居が戻ってくる位置も教えて下さった。 下の写真の通り、両側のその位置には目印の板が置かれていた。 |
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実は、よく見ると、一番上の写真にも両側にこの板が写っている。 行きに、この板は何のための板だろう?と疑問に思うべきだった。 どうしてこんな所にこんな板がこんな風に置いてあるのだろう?と。 鳥居が見当たらないが、ははぁーん、この位置にあったのかなぁ、 と、鳥居がないことに、その時その場で気が付くべきだった。 何事もその時その場で気が付くようなら何の問題もないのだが・・。 さて、お気付きだろうか、この広い敷地の中で人が写っていないことに。 常々、どこでも、写真には人が写らないように気を付けてはいるが、 このだだっ広い橿原神宮では、気を付けなくても人は写らなかった。 月曜日だったこともあるが、こんなに美しい参道を独り占めして歩いた。 |