橿原神宮



日本最古の「日本書紀」において、日本建国の地と記されている橿原。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の血を引く神武天皇が創建された橿原神宮。
日本の歴史と文化の発祥の地である橿原は日本の原点とも言える、と書かれている。

さすがに広い敷地の中、延々と続く表参道を歩いて行くと、下の南神門へ行き着く。


南神門。 「紀元2679年」と書かれている。
神武天皇即位紀元(神武紀元)は紀元前660年。


南神門を入ると、そこにも広い空間が広がっていた。


外拝殿。 今年の干支の猪の絵馬が掛かっていた。


内拝殿と回廊。


宮川にかかる神橋を渡って帰ってきた。
帰りも同じ長い表参道を歩いて帰った。

ところが、ここまで来てふっと気が付いた。
あれ? 鳥居がどこにも無かったなぁ、と。
何か違和感があったのは鳥居が無かったからだ。

すでに出口に近かったので、守衛さんに尋ねた。
御鎮座百三十年奉祝記念事業の鳥居改修工事中で、
そのために、現在は鳥居がなくなっていたのだ。

尋ねて良かった。訳が分かって気分がすっきりした。
守衛さんは、鳥居が戻ってくる位置も教えて下さった。
下の写真の通り、両側のその位置には目印の板が置かれていた。


実は、よく見ると、一番上の写真にも両側にこの板が写っている。

行きに、この板は何のための板だろう?と疑問に思うべきだった。
どうしてこんな所にこんな板がこんな風に置いてあるのだろう?と。
鳥居が見当たらないが、ははぁーん、この位置にあったのかなぁ、
と、鳥居がないことに、その時その場で気が付くべきだった。

何事もその時その場で気が付くようなら何の問題もないのだが・・。

さて、お気付きだろうか、この広い敷地の中で人が写っていないことに。
常々、どこでも、写真には人が写らないように気を付けてはいるが、
このだだっ広い橿原神宮では、気を付けなくても人は写らなかった。
月曜日だったこともあるが、こんなに美しい参道を独り占めして歩いた。



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