ダルマクンシランの一大事

2鉢のダルマクンシランが我が家へ来て8年目に入りました。
初めて我が家へやってきた時は見事な花を付けていました。
葉はいつもつやが良くてきれいな緑をしています。
1鉢の方が3年目に一度花を付けました。
花を付けたのはその時だけです。
それから4年が経った今年のダルマクンシランです。


昨年は1ヶ月半をニュージーランドへ出かけたので、
その留守中、雨戸を閉め切った真っ暗な室内で、
水ももらえないではとても生きられないだろうと考えて、
観葉植物の鉢は雨を期待して庭へ出して行きました。
昨夏は京都では雨も少なく大変暑かったようで、
ベンジャミンなどは枯れてしまって哀れな姿でした。
このダルマクンシランだけが生き残っていました。

  

花の咲かない木は、枝や根を傷つけてやると
子孫を残そうとして花を咲かせると言いますから、
瀕死の状態から生き返って、危機感を持ったのでしょうか、
今年は珍しくこのように見事な花を付けました。
ところが、1鉢の方はショックが余りにも大きすぎたのか、
あわてて花を付けようとしたために、
真中からではなく横から出てしまって、
茎を伸ばすことができなかったようです。
伸びない茎にもお構いなく、
下の方で懸命に花を咲かせているのが、
何とも、いじましくも健気で泣けてきます。

が、「Mizuの部屋」の格好のネタにはなりました。


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