初めて美容院という所へ行ったの。 知らないおっちゃんが”み”の字の髪を触るのはいやだったけど、 可愛くきれいになると言われてじっと我慢してました。 |
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”み”の字が一生懸命じっとして頑張っているのに、 お父さんはお気楽に写真なんか撮ったりして、もうぅ…。 笑えって言ったって笑えませんよぉー。 |
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でも、お利口にしてたらこんなにきれいになっちゃった! | |
後ろ髪もおまけね。 | |
全体はこんな感じで〜す。 右手のハンドバッグはお母さんの七五三の時のをもらったの。 着物はお宮参りの時のをお母さんが丈合わせしてくれたの。 |
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おぞうりはちょっと歩きにくいけど、 早く千歳飴を食べたいなぁ。 |
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あれ?お母さんの手が伸びてきているよ〜。 きっと危ないって言ってるんだよ。 |
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あれれ、お父さんとお母さんは一体何やってんだかねぇ。 ”み”の字は知らないよーっと。 本当はね、この時”み”の字が尻もちついたんだ。 だって、足袋とおぞうり履いて着物着て階段下りるの難しいんだもん。 お父さんとお母さんは雨上がりの階段で汚れた着物を気にしてたなぁ。 |
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あれ〜、Mizuさんまで手を伸ばして何してるんだよ〜。 親子での記念撮影をおじいちゃんが撮ってくれるのに、 千歳飴の「七五三まいり」の文字が見えるように直してくれたんだって。 |
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神社にお参りした後は写真館で記念撮影だって。 でも、そこでお馬さんを見つけたんだ。 お馬さん、上に乗っけてね。 |
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はいよー、パッカパッカ、お馬さんが行くよ。 やっぱりこういうので遊ぶ方が好きだなぁ。 |
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えぇーっ、もう降りなきゃ駄目なの? もっと遊んでいたいよぉ。 |
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着物着てお馬さんに乗ったら着物がはだけてしまうの? でも、今日は美容院でも神社でもお利口にしてたから、 ストレスが溜まってるのよ。 |
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分かったわよ、これでお終いね。 |
この後いよいよ記念撮影が始まって、”み”の字はモデルになりました。 次々とカラカサや手まりやお花を持ったり、お琴を弾く真似をしたり、 小道具がいろいろたくさん用意されていて、感心しました。 注意を引くためのぬいぐるみもあれこれ用意されていて、 カメラマンの男性の他に助手の若い女性2人と年配の女性1人が、 あれこれ”み”の字の最高の表情を撮るために大騒ぎという感じでした。 本当は、その撮影風景を撮りたかったのですが、プロの写真館なので、 カメラで撮ることはご遠慮下さいとのことで撮れなかったのが残念。 家族7人の写真と親子3人の写真も撮ってもらって無事終了。 親子3人の撮影の時に、カメラマンが母親に左を向いてと言ったのを ”み”の字も左を向いたので、”み”の字ちゃんはこちらを向いてと言われて、 顔を左に向けたまま目だけこちらを向いたのには笑えました。 でも、あれは、分かってやっていた…とはジジババの感想です。(^^;) |