奥三河の山村生活体験
愛知県豊橋市からJR飯田線に乗って北設楽郡東栄町へ行ってきた。
あまり知られていないようだが、ここにカタクリの花の群生地がある。
山とは言えないような少し小高い丘の斜面いっぱいに咲き乱れていた。
下を向いてうつむいているシャイなカタクリの花を
そっと上に押し上げて見ると、
奥ゆかしくもきれいな模様が隠されていた。
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さて、ここでは「都会では味わえない山村生活体験」と銘打って、
昔はいやでも誰もが体験した田舎の生活を提供している。
地元の素材でしか作らないこだわりの田舎料理も食べられる。
昔なつかしい椅子がバスの待合室でまだ立派にお役に立っていた。
宿の部屋の名前に「二人静」を見つけた。
この辺りでは二人静の花も咲くそうだ。
北海道の登別の温泉で大浴場の名前に「一人静」があったが、
一人静も二人静も話題を提供してくれる名前ではある。
しっー、静かに!
体験実習室の入り口に「森の中の大木」の絵が掛かっていた。
題名が「寡黙の樹」というのは何とも皮肉に思えた。
これに気が付いたのは蕎麦打ちの体験を終えて出て来た時。
何しろ、我々は賑やかに口を動かしながらの蕎麦打ちで、
「テホヘそば」と名付けられた実習を「つばき(唾)そば」
と勝手に名前を変えていたのだから…。
では、その蕎麦打ち体験へどうぞ
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