三室戸寺のアジサイ



三室戸寺の朱色の山門を入り、
階段を上がると本堂がある。


本堂の東には鐘楼と三重塔がある。
本堂前には7月になると250鉢のハスが咲き乱れる。
この日すでに1つだけ咲いているハスの花があった。


5月には2万株のツツジが咲き誇っていたようだ。
後ろの緑の部分が咲き終ったツツジの一帯。
手前に見えるのがこの日一番の見頃となった1万株のアジサイ。

「花の寺」として知られる三室戸寺では、
この他にもツツジの頃には1千株のシャクナゲも咲くとか。


50種類1万株ものアジサイが咲いているというのだから圧巻だ。
種類も多彩だが色も多彩で見ごたえがあった。


土日を避け月曜日に行ったのに、人が多いのには驚いた。
この日は梅雨の合間の晴れの日ではないが貴重な曇り空で、
雨と土日を避けようと同じことを考えた人が多かったということか。
アジサイの花の一番の見頃とも重なって、大変な人出だった。
撮りたいと思う所で人が入らないように写真を撮るのは難しかった。


 

 

実は、アジサイを見に三室戸寺へ行ったのには訳があった。
「梅雨と共に盛りを迎えたアジサイの中にハート形をした一輪が見つかった」
「アジサイの花は通常、球状に固まるのでハート形は珍しい」
「寺は咲いている場所を秘密にしている。探せたら幸せが訪れる」
との新聞記事を読み、これは探し出さねばとの好奇心をくすぐられたからである。

普段はそんなこと思わないで美しさだけに目が行っているものだが、
そう思って探せば見つかるもので、一輪どころか何輪も見つかった。

一輪だけならそれこそ貴重で、ありがたみが強かったのだろうが、
こんなに見つかってみると、何だいっぱいあって普通じゃないかとの
不謹慎な思いもあるが、ハイ、幸せを皆さんにおすそ分けです。

 

 
 


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