中山寺とロッククライミング



宝塚市にある中山寺です。
宝塚市は三田のすぐ隣なので三田便りに入れました。


エスカレーターはお寺には似合いませんねぇ。
でも、中山寺ではエスカレーターが必要なんです。
そうです、ここは、安産の寺としても名高いので、
安産を祈る人々が全国から腹帯をもらいに来るそうで、
妊婦の人のお参りも多いからです。
無事出産の暁には、赤ちゃんを抱いてのお宮参りも多く、
この日もたくさんの赤ちゃんを抱いた人がお参りしていました。
Mizuは妊婦でもなく赤ちゃんを抱いてもいなかったけど、
エスカレーターで上がりました、ハイ。

     

奥の院までの道のりは、自然石を乱雑に積んだだけの急坂の石段など、
このように歩きにくい道も多いが、夫婦岩などの見ものもある。
「夫婦岩」と名前が付いていたが、真ん中に小さな岩があって、
川の字で寝る「親子岩」のようであった。

     

奥の院までの道程には順番に丁石が立っていた。
1丁から始まり、奥の院の18丁で終わっていた。


奥の院。


奥の院から更に中山の山頂目指して登る。
途中で見つけた網の破れ。
日本全国で熊が出没している昨今のこと、
熊が破ったのかと思いたかったが、大きさからすると猪か。
実際熊に遭遇するとパニックになるだろうが、
Mizuの部屋の話題としては、遭遇したかった。


ここが中山の頂上。三角点。
標高478m。

     

後は下りるだけと思ったのが間違いだった。
中山駅から中山寺へ、奥の院から中山の頂上へと登ったが、
同じ道を下りるのではおもしろくないというので、
中山駅から2駅東の山本の方へ下りようとした。
峰伝いに歩くので、山道は下りたと思ったらまた上り、
また下りて上る、を繰り返した。
途中、後から聞いた話で2年前に山火事があったという
その名残りの木の墓場があった。

さて、さて、下りる道で何が待ち受けていたか。
でも、その前に山頂からの風景で一息ついてもらいましょう。


こんな風景を見ながら、山で食べるおにぎりの味は格別。

     

山本へ下りる道にはこんな難所が待ち受けていた!
そういえば、途中で休んでいた中年夫婦から尋ねられた。
「年寄りと子供の2人連れに会いませんでしたか?」と。
それらしき2人連れに会っていたので「反対方向へ行っていた」
と答えたら、「そうですか、では引き返したんですね」と言った。
その時はその意味が分からなかったが、ここへ来て分かった。
我々よりはもう少し年配という感じだったあのお年寄りと子供は
この岩場を下りられないと判断して引き返したのだろう。
しかし、我々は時間的にもここまで来て引き返す訳にもいかず、
というよりは、これはおもしろい!と、下り始めた。
ロープが張られていたので、ロープにつかまりながら下りた。
が、そのロープは、上は木にくくりつけられていたが、
下は宙ぶらりんだったので、うまく手繰らないと体が左右に揺れる。
左の写真は、先に下りた私が続いて下りる夫を撮った。
右の写真は、上に上がってポーズして撮ってもらった。(^^;)



中山寺へはこちらをどうぞ。


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