ニュージーランド便り
ニュージーランドからこんにちは!
とれとれの新着便りです!
ダウトフル・サウンド
テ・アナウからツアーでDoubtful Sound(ダウトフル・サウンド)へ。
デジカメの故障で、絵葉書の写真を拝借
1770年、キャプテン・クックが「怪しげな(Doubtful)入り江」と
船を進めるのをためらったことが、名前の由来になっているとか。
バス→船→バス→船と乗り継いでの行程。
切り立った絶壁は言うに及ばず、原生林の姿は自然の原風景だ。
イルカやアザラシ、ペンギン達にも会えた。
船は最後に静かな入り江の奥深くでエンジンを切る演出。
物音ひとつしない静寂の中で聞こえるのは鳥の鳴き声だけ。
しばらくの間、誰もが押し黙りそれぞれの感慨に浸る。
ダウトフルサウンドへ到着するまでのバスは、
うっそうと茂る森林の間を走ったが、この原生林には圧倒された。
大木にはぎっしりとコケが張り付いていて、
見上げれば首が痛くなる程高い切り立った崖を背景に
まるでそれは死の世界のようであった。
雪が積もっている所へ出た時だけ救われたような明るさがあった。
垂直に近い急な岩肌にうっそうとした原生林がどうして出来るのか。
先ず、岩肌をコケが覆い尽くして、それにシダ類、潅木の根がからんで
緑が出来てくるそうだ。