大船山



三田市内から北方向の大船山へ登った。
里からは霞んで見えたが、尖った三角形の大船山。

登山口まで車で行くと、駐車した所へ戻らなければならない。
山の頂上から下りる時には同じ道を歩くよりは別ルートを下りたい。
そこで、山へ登る時は家から電車やバスで行く。
この日も1時間に1本しかないバスの時刻表を調べてバスで行った。


さあ、山の道へ入ろうかという入り口で足止めされた。
「松茸山につき全山の入山を禁ず」の看板があり鉄線が張られていた。
なに、松茸山? ここでもマツタケが採れるのか!(と、目が輝く)
なに、山へ入れない? そんな! 1時間に1本のバスで帰れというのか。
鉄線はまたいで入れないこともなかったが、電気が来ていたらいけないので、
畑仕事をしていた人に尋ねて、役をしている区長さんの家を教えてもらった。
訪ねると、そろそろ松茸も終りだし、看板を外さないといけないのだが、
ということで、入っても良いという許可をもらった。
ちなみに、やはり、鉄線には夜には電気が通じるそうだ。
が、しかしそれは、シカやイノシシを防ぐためだとか。
「熊はまだ出たことがないので安心して入って下さい」とも言われた。

     

今年は何回も日本に立ち寄った招かれざる客の台風によって、
立派な大木が根元からなぎ倒されていたり、
若い木までもが倒れているのをどこの山でも見た。
ここでは杉の小枝が落ちて一面を覆いつくしていた。


登山記念に記帳するノートに何を書いたか…。
「この登山記録を書きます」と書いて、
「Mizuの部屋」のURLを書き残した。
さてさて、反応があるだろうか…。


はい、標高は653メートル。
里から頂上までの道のりで会ったのはわずか2人だけだったのに、
頂上では良い匂いをさせて昼食をとっていたグループが居た。
彼等が用意してきていた日付入りの登山記念のプレートを借りて、
山頂の祠に置いて写真を撮らせてもらった。


大船山山頂からはひときわ高い羽束山が見える。
背景には神戸の六甲の山並みが霞んで見えた。

     

さてさて、大船山へ登ったのは11月6日のこと。
ところがところが、ツツジとサクラが咲いていた。
今年はあちこちで狂い咲きの花の話題が賑やかだが、
ここ大船山も例外ではなかった。

では、ここで、混在する季節感を。

紅葉と桜

ススキと桜

     

この辺りには、茅葺の家があちこちに見られる。


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