大峰山とトンネル
大峰山といっても奈良大台ケ原の有名な大峰山とは違います。
武田尾にある大峰山に登った。
といっても、わずか標高552メートル。
しかし有馬富士(374m)よりはほんの少し高い。
あ、これは大峰山ではなく、ふもとでの武庫川の風景。
鉄道の枕木が続く散歩道の先にトンネルがあった。
トンネルを抜けるとまた枕木の散歩道が続き、
その先にはまたトンネルが見える・・
という風にどこまでも続いているのだが、
実は、この散歩道の始まりには下のような看板が立っていた。
『当旧線跡地は、ハイキングコースではありません。
昭和61年8月に鉄道施設としての使命を終えたため、
その後、整備がなされていません。途中のトンネルには
照明が無く足元が見えません。また、落石倒木などが発生
しており危険ですので立ち入らないようお願いいたします。
万一、事故等が発生してもその責は負いかねますので、
予めご了承ください。
西日本旅客鉄道株式会社』
「トンネル内 照明なし」
「トンネル出口落石の危険あり 注意願います」
などと、トンネルの入り口には念入りに注意書きがあった。
「落石注意」のこの看板は落石の危険にあったのだろうか、
想像をたくましくさせられる汚れ方だ。
しかし、何人かのグループが歩いていたので、
そこで、はい、自己責任で!トンネル内へ入った。
外の明るさと比べて中の暗さは不気味だった。
もちろん、調べて懐中電灯を持って行っていた。
懐中電灯で足元を照らしながら進んだ。
トンネルを抜けて外へ出る時にはホッとする。
暗いトンネルから見える外の明るい景色は感激ものだ。
特に、空や雲や緑の木など自然の姿には癒される。
実は、電車で武田尾の駅で降りて歩き始めた頃、
この看板を見つけた。というよりいやでも目に付いた。
こんな山の中の駅に痴漢が出るのかと不思議だった。
が、このトンネルを歩いて初めて意味が分かった。
あの暗いトンネルの中に痴漢が居るのかと想像できた。
さあ、山へ登ったので、次は山での収穫の写真を。
あ、採ったのではなく、撮ったのは写真だけ。
これは一体何でしょう?
はい、カラカサタケです。
こんなの初めて見ました。
背の丈30cmから35cmはあったでしょうか。
山の中にこんな風情で立っていました。
開くとカラカサになるのでしょうか。
こんな白いキノコもありました。
花びらみたいなくびれがありました。
右は、折れていた別のキノコ。
名前をご存知の方はお知らせ下さい。
「タマシロオニタケ」でしょうか。
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