仰ぎ見る利尻富士
さぁ、今度は遠くに見えている利尻島へ向かいます。
港へ入ってきたこのフェリーに乗って行きます。
礼文島から利尻島の沓形港へは約30分で着きます。
(なお、帰りは、鷲泊港から約1時間40分で稚内港へ)
海沿いを走るバスの窓から「沓形岬公園」「人面岩」「寝熊の岩」
などを見て、利尻島最南端にある仙法志御崎公園に着いて散策する。
仙法志御崎公園では、利尻富士がきれいに見えた。
山頂近くから裾野にかけて、まだ雪が残っていた。
利尻山から流れた溶岩の奇岩や怪石が連なっている。
礼文島ではエゾカンゾウは蕾しか撮れなかったので、
利尻島でのエゾカンゾウを載せておこう。
スイスで見たエーデルワイスをもう一度見たい気持ちがあり、
欲を言えば、礼文島でレブンウスユキソウも見たかったが、
今回はレブンアツモリソウを見るのが目的で行ったので
花期が合わなかった。鉢植えで咲いていた花で我慢した。
オタトマリ沼からも美しい利尻富士が見えた。
オタトマリ沼は赤エゾマツ原生林に囲まれている。
こちらの角度からは山頂近くは陰になっているが、
陰になっている分、見えている残雪の量は多かった。
この大きな葉は何だ?と思ったら、ミズバショウ。
ミズバショウなら知っているし見たこともあるが、
花が終わった後の葉だけでは印象が違ってしまう。
利尻島の固有種であるリシリヒナゲシ。
オタトマリ沼から姫沼へ向かうバスの窓から撮ったもの。
姫沼から見た利尻富士。
こちらの角度から見る利尻富士もまた良い。
山頂近くに残っている雪の量は少ない。
残念ながら、さざ波で逆さ富士は揺らいでいた。
さて、姫沼で見た花は後で入れるとして、
先ずは、いくつか群生していた花の様子から。
びっしりと群生していたのは、礼文島でも入れたマイヅルソウ。
これはクルマバソウ。
礼文島で入れたクルマバツクバネソウと名前は似ているが、
8枚の葉が輪生しているのは同じでも花の様子は全く違う。
これはツバメオモト。
葉は大きいが花は可愛い。
|
|
|
クルマバソウ |
ツバメオモト |
ツボスミレ |
|
|
|
オオバナノエンレイソウ |
エンレイソウ |
カラフトダイコンソウ |
|
|
|
ホウチャクソウ |
オオアマドコロ |
ノビネチドリ(白花) |
|
|
|
ツルアジサイ |
エゾニワトコ |
ツタウルシ |
さぁー、礼文・利尻観光も終わりが近づいてきました。
船が鷲泊港を出る時、大漁旗を振って見送ってくれた人達が居た。
民宿や旅館の人達が見送りに来てくれていたそうだ。
仰ぎ見る利尻富士もこれで見納めです。
いろんな角度から見た利尻富士を載せたが、
どこから見てもそれぞれに美しかった。
が、下の利尻富士が一番見ごたえがあるだろうか。
見納めとなる利尻富士を船から撮っていたら、
突然カメラの中に一羽のカモメが入ってきた。
いや、嘴と足が黄色なので、これはウミネコか?
興奮して、何枚も何枚も写真を撮った。
利尻富士とウミネコがうまく画面の中に入るよう、
風に乗って離れて行くと、おいでおいでと手招きした。
写っている腕の人は餌を与えているのではない、念のため。
おいでおいでと手招きして!とのカメラマンの叫び声に、
餌はなくて持っていた何かを差し出して誘き寄せているのだ。
すると、餌かと思って?寄ってくるから不思議だ。ごめん。
ともかくも、利尻島からの帰り、この旅行の最後になって、
何とも心温まるウミネコとの交流ができて、ハッピーだった。
さよう〜なら〜。
日本最北端の稚内観光へ戻る
レブンアツモリソウを見に礼文島へへ戻る
礼文島の観光と花散策へ戻る
戻る
目次へ