シアトル記
シアトルを一言で言えば、
1) 雨が多く、2) カフェが死ぬほど多く、3)ビル・ゲイツが住んでいる、
街で、これで全部だという見方もあるようだ。
しかし、ここでは、無理して次へ進んでみよう。
「信号機」のおもしろい発見をした。
交差点で赤信号で待っていると、反対側の信号が赤に変わっても青に変わらない。
故障だと騒いでいるとそのうち反対側が青に変わった。
そして次にやっと青に変わった。
また別の日、同じ経験をした。
その時、一緒に居た人がある事実に気がついた。
「あれっ、前の時も救急車のサイレンが聞こえていなかった?」
そうです、この信号機の異変は何故か救急車のサイレンと共に起るのだ。
シアトル在住のアメリカ人の友人に尋ねて謎が解けた。
救急車の運転手は信号を車から操作できるのだそうだ。
ちなみに、この友人の話によると、バスの運転手もバスから信号を操作できるということだが、何しろこの友人というのは冗談ばっかり言っているような人だから、 バスの件の真偽のほどは知らない。
これは、パイク・プレイス・マーケット内にある豪快な魚屋さん。
大きなサケやカニなどがたくさん店先に並べられていて、 お客さんが買いたいと言うと、店先にいるオニイサンがその魚を エイヤッーと店内のオニイサンに投げて渡す。
この風景が有名になって、店のまわりにはお客さんより カメラを構えた見物人の方が多い。
サービス精神旺盛で、買いたいというお客さんが居なくても、 魚を投げてデモンストレーションをしてくれる。
しかし、投げられる度に魚の鮮度は落ちるんではないかと心配になった。
シアトル郊外のマウント・レーニエ国立公園。
この山は、富士山より高く、標高4394m。
氷河の見えるところまで登ると、一面雪の世界。
マウント・レーニエ国立公園へ向かう山の中でのこと。
信じられないことだが、
野生の鳥が人間の気を引こうとしているのに気がついて、
手のひらにお菓子を乗せて差し出してみると、
なんと、近寄ってきてお菓子を食べた。
手の上に乗って食べる究極の鳥まで現れた。
ところが、下の写真のこの鳥。
この鳥は色もきれいで形もきれい。
ツンとおすまししていて、どこやら気品高い。
近寄っては来るが、手のひらのお菓子を食べようとはしない。
野生でありながら、人間からえさをもらってお腹を満たす要領の良い鳥と、
どこまでも気品高く厳しい冬に備えてお腹をすかせて耐える鳥と、
どちらが自然界で生き残れるか‥‥‥。
(上)問:これはいったい何をしているのでしょう?
答:自動販売機にコインを入れたのに何も
出てこないので機械をゆすっているところ。
(左)何とも安定感の悪い建物。
よくこんな細い不安定な基礎部分で上の大きな
ビルを支えているものだと感心した建物。
さて、最後はおなじみのリス君の写真でくつろいでいただきましょう。
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