奈良県信貴山にある朝護孫子寺は、境内にたくさんのトラの像があることで有名で、 境内には張り子や木製、石像、ブロンズなど色々な素材で作られたトラで一杯だ。 そこで、今年は寅年ではないのが残念だが、トラづくしの信貴山へ登ってきた。 近鉄電車で「信貴山下」駅で下車、「信貴山朝護孫子寺」まで バスで行こうとして、先ず目に入ったのがこの案内板。 「バスのりば」をトラが案内していて、期待が高まる。 |
「信貴大橋」でバスを降りた所で、先ず白虎が出迎えてくれた。 白虎とは、中国の伝説上の神獣で、東西南北の守護の内、 西方を守護する神獣ということで設置されているとか。 奈良県全域では信貴山が西方に当たるからだそうだ。 |
ところで、なぜ朝護孫子寺は虎なのか? ここは、聖徳太子ゆかりのお寺である。 今から1400余年前、聖徳太子が戦勝の祈願をすると、 毘沙門天王が出現され、必勝の秘法を授かったそうだ。 その日が奇しくも寅年の寅日の寅の刻であったことから、 信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されている。 |
手前の石の上で寝そべっている猫は、 同じネコ科のトラに引き付けられるのか。 しかし、この石の説明板には以下のように書かれている。 「この石に腰を掛けると・・・ 昔より下の世話にならないと言い伝えられています 是非、お座りください」 猫は、知ってて座っているのか…。 |