(「我が家のお正月、様変わり」で書いた昨年のお正月をご参照下さい) 京都の家の台所はすっかり長男のお嫁さんの台所になってしまい、 私が京都へ帰ってお正月の準備ができる雰囲気ではない。 かといって、お嫁さんにすべてをやってもらって、 我々夫婦と次男夫婦を迎えてもらうにはママになった彼女には負担が重すぎる。 と、やはり彼女のためと言いつつ、 2007年1月1日、ホテルで過ごす2度目のお正月だ。 9月頃、そろそろお正月のホテルの予約を取らなければと、 2泊できるか1泊しかできないかと息子達へ聞いたところ、 次男が「お正月明けに締め切りが来る仕事が忙しくて帰れないかもしれない、 話を進めるならこちらの事は抜きで計画しておいてくれ」と言ってきた。 がっかりしてホテルを探す意欲を失ってしまい、 それからしばらくそのままにしていた。 11月頃、気を取り直してホテル探しにかかった。 が、前年と同じく時すでに遅しで、適当なところが見つからない。 疲れてあきらめかけた頃、長男のお嫁さんが見つけてくれた。 さすが母親だ、「子供に優しい宿」というのを探してきた。 すぐに急いで電話して大人6人と赤ん坊を予約した。 次男夫婦へは「予約したから来るように!」ときつく言い渡した。 有馬温泉の龍泉閣というホテルだが、子供に優しい宿だけあって、 オムツ入れ袋、食事用椅子、子供用布団などの他にも、 ホテル内の金の湯の露天風呂にもベビーベッドや子供用風呂椅子などが用意されていた。 使わなかったが、その他にも種々雑多の子供用品が用意されていたようだ。 こうして、ホテルで過ごすお正月が実現してみると、 忙しくお正月の準備をしてきたあの年末は何だったんだろうと思えてしまう。 年末の3日間はお正月食材の買い物と御節の料理作りにすべての時間を使った。 だから、年末の大掃除はその前には終わらせていた。 お正月の準備をしなければどんなに楽なことかと思い知った。 夫は「人間一度楽なことを経験すると楽な方へ流れてしまう」と言って、 京都へ帰ってからももうこれまでのような家でのお正月をしてもらえないと あきらめているような雰囲気が感じられる。 どうせあきらめてくれているのなら、いっそのことそのようにしようかとも思う。 さてさて、これで二度経験した我が家のホテルでのお正月が定着するかどうか?? どうぞ、我が家のお正月の行く末を占って下さい。(^^;) |