大徳寺御用達の精進料理
紫野にある大徳寺の境内は新緑が美しかった。
北大路通りから一歩大徳寺の境内に入ると、
通りの喧騒からは信じられないくらいの静けさだった。
夕方の6時前という時間で、さすがに人もまばらだった。
大徳寺の門前に店を構える一久(いっきゅう)は、
大徳寺の料理方になって500年の伝統を持つ。
家族しか厨房に入れないしきたりがあり、
今も一子相伝を守りつづけているそうだ。
名前の「一久」は、一休禅師より命名されたとか。
料理は、もちろん、殺生につながる肉や魚は一切使わず、
ダシも昆布でとっている。
「大徳寺納豆」
納豆と言っても普通の納豆とはちょっと様子が違う。
納豆と言うより味噌の味がして、つまんでも味わいがある。
抹茶の時の甘い菓子の後に。
緑茶、番茶を飲む時のお茶菓子代わりに。
お酒・ビール・ウイスキー等のおつまみに。
梅干・塩昆布の代わりに熱い御飯、お茶漬け、おかゆにのせる。
糸引き納豆、大根おろしに醤油代わりにのせる。
料理の時、調味料の味噌代わりや塩代わりに使う。
一久へはこちらをどうぞ。
戻る
目次へ