九州の島原市と区別するために、あえて「京都・島原」と書く。 京都・島原といえば、江戸時代以来公許の花街として賑わい、 遊郭だけにとどまらず、幕末の勤王志士や新選組の隊士達も通い、 画家や俳人なども訪れて文芸も盛んな場所として発展したそうだ。 しかし、明治以降は次第にさびれて、現在では、島原入り口の「大門」、 置屋(太夫や芸妓を派遣する店)の「輪違屋(わちがいや)」、 揚屋(今の料亭に当たる店)の「角屋(すみや)」、 の3ヵ所が往時の名残をとどめているに過ぎないとか。 遊郭であり、京都の花街の風情を色濃く残した場所で、 元禄創業の置屋「輪違屋」の裏手の静かな住宅街の一角にある 「円亭(まどかてい)」で、すっぽん料理をいただいてきた。 なお、中央卸売市場の近くでもある。 |
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〇鍋のスープでは、〆のラーメンと雑炊にしてもらえる。 店主さんに写真を撮りたいと話して、カメラを出していたので、 ラーメンを食べてしまってから、店の人に「写真撮った?」と言われ、 しまった!又忘れた!忘れてばっかりと、やっと雑炊の写真は撮れた。 夫と2人ではお腹が一杯で食べきれないと言ったら、 女将さんが残りを器に入れて持って帰れるようにして下さった。 この雑炊は冷めた方がおいしいとお客に言われて知ったそうで、 冷めてもおいしいからと、帰宅後あえて温めないで食べてみた。 最初の辺りで、この店は中央卸売市場の近くにあると書いたが、 季節のデザートは、この市場から仕入れて、老舗の和菓子と共に出される。 料理してもらいながら会話も楽しめるように、カウンター席を予約したので、 店主さんや女将さんと話しながら、いろいろ教えてもらえて良かった。 カウンター席といっても、ここのカウンター席はテーブルが広いから良い。 |
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