雲海に浮かばない竹田城跡



雲海に浮かぶこの写真は、借用申請書を出し許可を得て「朝来市」のHPより拝借した。
(拝借したのはこの写真1枚だけ。後はもちろん自分の写真、念のため)

本来なら自分でこのような写真を撮りたいものだが、雲海の出る早朝からは行けない。
で、雲海に浮かばない竹田城跡で我慢しようとそれなりの写真を期待して出かけてみた。


山道を車で登った駐車場にはこのような「竹田城山門」があり、
ここから歩いて更に山道を登るが、階段が多くてしんどい。
山道というのは登りであっても自然の傾斜なら楽だが階段というのは辛い。


これは標高353.7mの古城山の山頂に築かれた竹田城の石垣のみが残っている城跡。
眼下には町並みが見え、地面に白く見えるのはこの日融け残っていた前日からの雪。


霞んだ遠い山並みと松の木と石垣の取り合わせが美しい。


但馬守護であった山名持豊(後の山名宗全)が1400年代室町時代中期に築城して、
1590年代から廃城になった1600年に近い頃に石垣積みの城郭になったそうだ。
説明文によると竹田城の石垣の積み方は織田信長の安土城と同じ技術とか。


天守跡に上がるにはこの梯子を使う。
ここにお城があった頃にも梯子で上がった訳でもあるまいが、
逆に当時も梯子で上がったと考えるとおもしろいのだが…。

さて、本当は拝借した最初の写真のような全体写真を撮りたいと思ったが、
全体写真を撮れるのは立雲峡からだと分かったのが時間的に遅くて、
頂上までは行けず途中で撮った写真も暗くて使い物にならなかった。
全体写真を撮れれば後で雲を描き入れるということもできたが(^^;)、
「朝来市」から写真をお借りできたので、借りた写真でお茶を濁した。

写真を借りたのが個人のHPではなく朝来市のHPなので借りるのも大層で、
「借用申請書」を出し「秘書広報課資料貸出(使用)承認決定通知書」を受けた。
最初の借りた写真に「朝来市」の印鑑を大きく押した画像を作成し、
「許可」のイメージを出して締めくくりにしようかと考えたが、
「被写体が持つイメージを別のもののイメージと結び付けないこと」
との注意事項に違反しそうで、残念ながらMizuの部屋らしい終わり方はできなかった。



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