赤とんぼを探してたつの市へ


♪夕焼け小焼けの 赤とんぼ♪
♪負われて 見たのは いつの日か♪

童謡「赤とんぼ」の作詞者、三木露風の出身地であるたつの市へ行ってきた。


ありました、龍野公園に赤とんぼの歌曲碑が。
歌曲碑の前に立つと“赤とんぼ”の歌が聞こえてくる。


ありました、三木露風の立像も。


“赤とんぼ”の歌は石の中に埋め込まれたここから聞こえてくるようだ。
でも、右の写真の歌碑の上にあるこの防犯カメラは何のため?


何のためなのか、赤とんぼ交番で聞いてみましょう。
ここから、はい、赤とんぼ探しが始まりました。


上を向いて歩いていたら見つかりませんが、
下を向いて歩くとこんなに見つかります。


おっと、まだありました。
右は、電信柱に描かれた赤とんぼです。


まだまだあります。
古い町家を復元したカフェ「エデンの東」で食べた赤とんぼピザ。
サラミを赤とんぼのようにあしらっているのがおもしろい。
味はピザソースの代わりに地元の醤油ともろみを使っているとか。


極めつけはこの赤とんぼバスです。
バス停で人が待っていたので尋ねたらもうすぐバスが来るとのこと。
私は乗らないけど、写真を撮るために待ちました。
ところが、やってきたバスは普通の神姫バス(神戸・姫路バス)。
待っていた人は乗って行ったが、乗る前に申し訳なさそうに、
「時々赤とんぼバスでなく神姫バスが来る」と教えて下さった。

次に、別のバス停で又人が待っていて今度こそと期待しました。
あぁ、それなのに、今度も又神姫バスが来ました。

こうなったら、もう意地です、あきらめる訳にはいきません。
回数が少ないバス運行なのに何が何でも写真を撮るまで動きそうにない
私の気配を察して夫が「駅へ行けばバスが待機しているのではないか?」。
正解でした! そこで、撮れたのがこの写真。

本当は、本物の赤とんぼを探して撮りたかったのですが、
季節が過ぎていて、赤とんぼは飛んでいませんでした。

つまらないこだわりに長々と付き合っていただいたお礼に、
最後はきれいな紅葉の写真で終わりましょう…。
と思ったのですが、その前に、龍野と言えば醤油のことも。
淡口醤油の原料は大豆と小麦と米と塩で、特色は米を使うこと。
播磨平野で産する質の良い大豆と小麦に加えて、
龍野を流れる揖保川の鉄分の少ない軟水と赤穂の塩でおいしい醤油になる。


龍野醤油資料館は入館料が何とたったの10円。
御縁(5円)の重なる重縁(10円)ということで10円だそうだ。
それと、醤油の自動販売機があったのも、さすが醤油の町だ。


右側は如来寺だが、ここに限らず、龍野城祉の辺りなども、
昔の武家屋敷の佇まいが残っていて風情があった。
左の炭焼きされた板塀は醤油会社のもの。

1週間前のるり渓と深山では、紅葉はすでに枯れ色になっていたのに、
1週間後のたつの市で歩いていて偶然見つけた紅葉通りの紅葉は盛りだった。
つまらないこだわりに最後まで付き合っていただいたお礼になるかどうか?







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