邸宅レストラン
大阪の友人から「ランチと華麗なる財閥コレクション」というジパングのツアーに誘われた。
京都の「野村美術館」と「泉屋博古館」と「邸宅レストランでのランチ」がセットになっている。
美術館へ行くのに何もツアーで行かなくてもと思ったが、なるほど、ランチとセットなのか。
我々は京都に住んでいるし、ジパングでは年寄りばかりだし、と、いささか抵抗はあったが、
友人夫妻と会っておしゃべりできることと、「邸宅レストランでのランチ」には魅かれた。
これがこの日の邸宅レストラン「アカガネリゾート京都東山1925」。
八坂神社から高台寺、八坂の塔、清水寺などが近い立地にある。
1925年(大正14年)に建造された老舗企業のオーナーの邸宅だとか。
部屋は「フレンチダイニング」「カフェ」「シェフズテーブル」があるが、
我々は「フレンチダイニング」でランチをした。
席の様子を撮ると上の方が見えないが、上の美しいインテリアに注目。
天井から下の装飾に、邸宅の特徴である「銅(アカガネ)」を使っている。
「銅」の加工メーカーで、屋根や雨どいにも贅沢に「銅」が使われているとか。
室内にも室外の庭にもいろいろな「銅」の作品が飾られていた。
孔雀の羽をモチーフにした装飾が施されている。
これも近づいてよく見ると、「銅」で描かれている。
孔雀をあしらった西陣織の天井画(斉藤上太郎作)。
玄関を入ったすぐの天井からお客様を迎える。
このナイフやスプーンやフォーク、黒いのでプラスチックのようだが
(まさか、邸宅レストランでプラスチックのものを出すはずがない)、
何を何を!持ってみて驚いた。ずっしりと重いのだ。黒塗りの銅製か?
食べるのに夢中で、友人夫妻としゃべるのに夢中で、
例によって、食事の写真は、撮るのを忘れた。
おいしい食事とおしゃべりでお腹が一杯になったところで、
おしゃべりは慎まなければならない野村財団の野村美術館へ。
住友家のコレクションを展示している泉屋博古館(せんおく はくこ かん)へ。
美術館でも博古館でも静かに鑑賞して、写真は無し。
館内での写真撮影は禁止だったかどうか、いずれにしろ遠慮した。
ということで、愛想なしですがおしまいです。
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