砥峰(とのみね)高原のススキ



山肌に雪のように白く見えるのはススキの穂波です。
高原全体の様子をパノラマ写真(こちら)で見ていただいた上で、
もう少し、というか、最初から最後までススキばかりですが、
銀色に輝くススキの波に酔いましょう。


少し近くからのこの写真からも分るように、
パノラマ写真で茶色く見えているのもすべてススキです。




ここでは春に山焼きをするそうです。
山焼きをしないと草原に進入した木が大きくなり、
やがては森林へと変わっていく。
山焼きをすることによって、進入した木は燃え、
ススキの根だけが残って、ススキ草原を維持できる、
ということのようです。

ここのススキは、曽爾高原(こちら )のように大きくない。
背も低くて茂り方も少なくまとまりも小さい。
それが山肌全体に茂っているのだから見事です。


この日は曇り空だったものの青空がのぞいた時には、
青空に映えるススキの穂は白く光って輝いて見えた。


曇り空では紅葉の色はさえなかったが、
わずかにある紅葉とススキの競演もなかなかのものだった。

散策道以外にススキ草原の中に入らないようにとの注意書きがあった。
ススキが踏まれると生育に影響があるからとも書かれていた。
入り口にあったこの「まむしに注意」の看板は、
草原に入らないようにとの注意を促すに効果ありとみたが、
にもかかわらず、カメラを持って入っている人を見た。
入り口にではなく、散策道のあちこちに置く方が良いかも。(^^;)


「まむしに注意」で終わってはきれいなススキに無粋ですから、
ススキの中で存在をアピールしていたりんどうの花で終わりましょう。


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