今津町のザゼン草
久しぶりの暖かい日差しに誘われてザゼン草を見に行ってきた。
数日前に降ったと思われる雪がまだ一面に残っている湿地で、
春を告げる花はひっそりと、しかし誇らしげに咲いていた。
雪が溶けて日の当たっている場所のは咲いていたが、
雪に埋もれた日陰のはまだ頭をのぞかせたばかりであった。
今津町弘川は京都からはお隣の滋賀県にあり、
早春の琵琶湖沿いに車を走らせるとまもなく到着した。
ここの群生地約5000平方メートルには数千本が生えるそうで、
「座禅草」の自生地の南限とされている。
説明によると、ザゼン草はサトイモ科の多年草で、
赤紫の苞の中から卵形の黄色い花がのぞく姿が、
僧が座禅を組む姿に似ていることからこの名が付けられたそうだ。
早春2月から3月にかけて花が開く。
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