足立美術館と皆生温泉


「どじょうすくい」を思い起こす島根県安来市にある
「足立美術館」は、横山大観の作品と日本庭園で有名。

「庭園もまた一幅の絵画である」
という足立美術館創設者の足立全康の言葉通り、
庭園の方が有名な程に見ごたえのある庭園である。

美術館では、横山大観の他にも、竹内栖鳳、橋本関雪、上村松園、
などなど近代日本画壇の巨匠たちの作品を見られるが、
美術館内の写真は撮れないので、庭園の写真を入れよう。


先ずは、お客様を最初にお迎えする「歓迎の庭」だそうで、
右端の「足立美術館」の案内板の右側の建物から中へ入る。


杉苔を主に敷き詰めた「苔庭」と名前の付いた庭園で、
緩やかな曲線を描いた苔の緑と白い砂の対比が美しい。


苔庭の始まりに立っている、これは何か?


なるほど、「案内する足立翁」だそうだ。
足立美術館創設者の足立全康が案内している。


後ろの山を借景に自然との調和が美しい「枯山水庭」。
この3枚の庭園をパノラマで撮ったのが下の写真。


幅が長くて、このページでは小さくしか載せられないので、
もう少し大きく、パノラマのページ(こちら)にも入れよう。
ここは窓越しに見るようになっていて、右端に窓枠が入ってしまった。


これは窓枠が入っても良い、というより、
窓枠を利用して、窓枠をそのまま額縁に、
庭園をそのまま絵画にしている生の額絵。


「亀鶴(きかく)の滝」。
横山大観の「那智乃瀧」をイメージして造られた人工の滝が、
滝口から勢いよく流れ落ちているのが遠くからでも見える。


足立美術館で一番古い時代に作られた庭園の「池庭」。
池の水は地下水を使っていて、池では鯉が泳いでいたが、
冬場でも鯉は冬眠することなく泳いでいるそうだ。


外が明る過ぎて、庭園がきれいに写っていないが、
床の間に掛る自然の山水画を楽しめる生の掛け軸。
床の間の壁をくり抜いて、見えるようにしている。


これは単に、両側の障子を開けて、外の庭園を見ているだけ。


横山大観の名作「白砂青松」をイメージして造られた「白砂青松庭」。
白砂の上に点在する大小の松が効果的に置かれていて目が行く。

この3枚の庭園をパノラマで撮ったのが下の写真。


「枯山水庭」と同じく、このパノラマ写真も小さすぎるので、
もう少し大きく、パノラマのページ(こちら)にも入れよう。


ところで、どこに泊まったかの記録を残すために題名に「皆生温泉」を入れたが、
実は、皆生温泉の話題の写真は多くない。あるとすれば、泊まった宿の露天風呂。

泊まった宿には屋上に貸切露天風呂があり、45分で1620円のところ、
その日は週の中日の水曜日で、たまたま客が少なかったからだろうか、
チェックインの時に、貸し切り料をサービスしますと言ってもらった。

皆生温泉は、その昔、大山へスキーに行った時に泊まったことがある。
その大山が、露天風呂からかすかに見えていた。 えっ、見えませんか?


内山下小学校へ続く



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