芦生の森ふたたび


京都大学の研究施設である「芦生研究林」については、以前に書いた(こちら)。
あの時は、入り口の辺りを歩いただけなので、今回は内部奥深くまで分け入った。

と言っても、ところがところが、今回は車で入って、歩いたのはほんの少しだけ。
なお、芦生研究林の内部は一般車は進入禁止なので、特別許可を取っている。
「芦生山の家」の2人の人が運転手とガイドとして付き添って案内して下さった。

友人の友人が計画して段取りして下さったグループに入れてもらったのだが、
夫と同じ大学の同じ学年の、2017年現在77歳前後という人ばかりで、
歩くのが好きな人ばかりではない13人で、車での見学となったようだ。


手つかずの天然林の中を歩くのなら、撮った写真も多かっただろうが、
車の中から眺めるだけというのは、どうも写真を撮る意欲がわかない。
動く車のガラス窓越しに撮った写真は不鮮明で、何を撮ったのやら…。

ブナノ木峠のブナの木と、ケヤキ峠のケヤキの大木かな…。


左は、トチノキ。 右は、カツラ。

どちらも大木で、ここでは車を降りて歩いた。
しかし、引いた写真では迫力に欠けるので、
下にもう少しこの辺りの様子を入れてみよう。




左のカツラの木には、張られたロープに札が掛かっていた。

「大カツラ調査中」
「京都大学フィールド科学教育研究センター研究林・試験地」
「芦生研究林内保存木の着生植物群集の保全生物学的研究」
などと、研究林らしい一端を伺い知ることができた。

右は、クマが木を削った跡だとか。


自然豊かな森の中では不釣り合いな人工の車だが、
何故か、木の間に溶け込んでいる我々を運ぶ車。


この日の最終地点である長治谷作業所。
ここから、来た時と同じ道を引き返した。


ここでも車を降りて、少しだけ歩いた。
周りを見渡すと、ざっとこんな風景だ。


これが「芦生山の家」。
宿泊、食事、原生林散策ツアー・ガイドを予約できる。


淡々と進んだだけで、眠くなったところで(^^;)、ハイ、
目が覚めるような紅葉で目を覚ましていただいて、
でも、ハイ、終わりなんです。





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