ブダペスト 話題編



先ずは、ブダペスト編で載せきれなかった続きから始めよう。
ブダペストからヴィシェグラードまで船で行った。
行きはドナウ川を遡るので帰りよりも時間がかかる。
ヴィシェグラードへ行くまでの途中のセンテンドレの町。
小さな町だが、写真のように美しい町だ。


ヴィシェグラードとは高い城という意味で、
標高315mの頂上に要塞がある。
また、ここでは、ドナウ川がほぼ直角に曲がって流れている。
「ドナウの曲がり角」が見られるということでも訪れる価値あり。

では、話題性のあることを拾ってみましょう。
国会議事堂横にあった下の写真は何だと思いますか?

     

ハンガリーの国旗だが、穴が開いている。
ソ連に占領されていた頃にソ連のマークを入れた国旗を使わされていた。
ソ連に反発して革命が起こった時にこの国旗のソ連のマークを破った。
以後、穴の開いた国旗はハンガリー国の自由の象徴となった。
犠牲となった人達を祀っているここにその象徴として飾られている。

     

さて、ブダペストの町を何やら白いものが舞っていた。
街の中をふわふわと白いものが漂っているという感じだった。
風が出ると風に吹かれて舞っているという風情だった。
しばらくしてその正体の木を見つけた。
大木で、ぎっしりと白い綿毛をまとっていた。
その木の近くには、まとまって綿毛が落ちていた。
帰国後、ポプラの雌株、ヤマナラシかドロノキと教えてもらった。

     

植物の話題のついでに、ヨーロッパといえばやっぱりこの木。
はい、セイヨウボダイジュです。あの菩提樹。
葉(ではなくて苞?)の真ん中から花の茎を伸ばしている、
ちょっと変り種の木ではある。

さあ次は、ブダペストの地下鉄です。

     

ドナウ川の地下約60mから最深部では地下約180mにも及ぶ、
というのだから、エスカレーターも長〜〜くなるはずだ。
スピードもかなり速くて、乗る時と降りる時は要注意だ。
左の写真は乗る前に下から撮ったもの。
右は上がってから下を覗いて撮ったもの。

     

ブダペストの繁華街であるヴァーツィ通り。
歩行者天国で、両側にはハンガリーの名産を売る土産物店が並ぶ。
レストランは路上にもテーブルと椅子を並べて客を呼び込む。
お茶をしながら食事をしながら行き交う人を眺めるのも楽しい。


このヴァーツィ通りで見つけたコップのなる木。
図柄やサイズが実にバラエティ豊かに揃っている。

     

自由橋の近くにモザイク模様の屋根でレンガ造りの建物がある。
内部は三階建てでブダペスト最大規模の中央市場である。
ブダペスト市民の台所として朝早くから賑わっているが、
観光客にも土産物を買う場所として、楽しい場所だ。

     
この写真はTさんご提供

店頭に積み上げられたハンガリー名物の目に鮮やかなパプリカは、
実にさまざまな色や形のものがあって見て回るだけでも楽しい。
狭い水槽には生きた鯉が身動きならない程に詰め込まれていて、
写真で見るだけでもちょっと異様な雰囲気だ。


ハンガリー料理の代表格であるグヤーシュ。
多種類のパプリカを使って牛肉と野菜を長時間煮込んだ
シチューのような具たくさんのスープ。
1週間ちょっとの滞在中、3回も食べた。
店によって微妙に味が違ったが、どれもおいしかった。
写真のグヤーシュは、実は私が食べたものではない。
食べ物の写真は、運ばれてくるとすぐに食べ物に注意が行くので、
後で「しまった写真を撮るべきだった」と気がつくことが多い。
これは、その時一緒だったI氏がご自分のグヤーシュの写真を撮っていて、
便乗して私も撮らせてもらったもの。(^^;)
食べ物を前にしても冷静なカメラマンの姿勢を見習わなくっちゃ。


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