雲取山で出会った植物

     

3枚の葉っぱの中央から紫褐色の3枚の花びらの珍しい花を見つけた。
名前が分からないのでここで写真を載せて名前を尋ねようと思っていたところ、
5月9日付の朝日新聞の「花おりおり」に載った花の写真を見てアッと言った。
3枚の葉の中央から咲く3枚の外花被に3枚の内花被の花びらと、
3づくしの構成で名前は「オオバナノエンレイソウ」とあった。
しかし、花の色は白色で色が違うし、花もやけに大きい。
「オオバナノエンレイソウ」の名前を手がかりに調べたら分かった。
これは「エンレイソウ」で、紫褐色のは外花被で、花弁はないそうだ。
ちなみに、「シロバナノエンレイソウ」というのもあり、
「オオバナノエンレイソウ」「シロバナノエンレイソウ」「エンレイソウ」
の順に花の大きさが小さくなる。
色は、「エンレイソウ」だけが紫褐色で、他の2つは白色。
漢字では「延齢草」と書く。


これも似たような珍しい葉っぱですが、名前は何でしょう?
ご存知の方は教えて下さい。

     

<「植物園のユニークな植物たち(その2)」に載せたマムシグサ。
左が緑色のカントウマムシグサ、右が紫褐色のクロマムシグサ。
あちこちで見かけたが、写真がよく撮れていなかった。

雲取山へは、鞍馬から北へ、花背を越えて更に北へ車を走らせる。
地図でこの辺りではないかと当たりをつけるが、
雲取山への登山口の案内は何もない。
車を止めた近くの民家の庭にはムシロを敷いて
その上にたくさんのワラビを干していた。
乾燥ワラビを作って出荷するのだろうか…。
そうか、ワラビがたくさん採れるのか…、期待が高まる。(^^;)
登山口は花背高原前のバス停から学校の前の細い道を登って行く。
山頂には標高911.2mの三角点がある。
ちょっと気軽にハイキングするのに適当な高さの山である。




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