見頃を迎えた南部梅林


南部梅林と岩代大梅林の、梅林の様子は全く違っていた。
南部梅林は、山の斜面を梅林として利用しているのに対し、
岩代大梅林は、山を切り開いて作った畑に梅を植えている。

先ずは、「一目百万、香り十里」と宣伝している南部梅林を歩いた。


遠くには太平洋まで見えている。

みなべ町一帯の梅林は、あのおいしい南高梅を作るための
果実採取のための梅林であり、本来は観光目的ではない。


しかし、天気の良かったこの日、
大勢の観光客で賑わっていた。


山の斜面を利用しているという様子がよく分かるが、
近くでその様子の一部を撮ると、迫力に欠ける。
しかし、これまで見てきたどこの梅林と比べても、
山歩きをしている感じで大変な規模の梅林だった。

なお、青い網は、実が落ちる前には下に敷いて、
実の収穫のために準備されているものだそうだ。


山の斜面に梅の木が植わっているということは、
梅の実の収穫には、このような運搬設備が必要だ。


南高梅の花の色は白色で、観賞用としては地味だが美しい。
一重の白の梅の花も、たくさん集まれば見ごたえがある。


餅投げや梅の種飛ばし大会などが行われるイベント会場には、
観賞用に、ピンクや赤色や八重の白い花が植えられている。


遠くには太平洋が見えていると上の方で書いたが、
ピンクの花の向こうに、晴れた空と青い海。

 
白い花も、一重と八重では趣が違う。
 
 
ピンクと赤い花は、八重では特に華やかだ。
 

ところで、美しい梅の花の次は、花より団子です。


お昼に食べたおうどんにまで、梅が入っていた。
南高梅は、大粒で皮が薄く柔らかくて大変おいしい。

「南高梅」の名前は、南部高校の生徒が選定調査研究に深く関わり、
園芸科の生徒の努力に敬意を表して、「南高」と命名された、とか。


美しい花の話題も、最後はやはり笑って終わりましょう。
朝掘りの大根を売っていた店先に置いてありました。


満開の岩代大梅林へ続く



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