インターネット時代

「Mizuの部屋」はいわゆるお役立ちサイトではない。
何か情報を探したい人が検索して「Mizuの部屋」が出てくると、
「何じゃこりゃ、何の役にも立ちゃぁしないや」と、お怒りだろう。
訪問者の多くはお付き合い上手の友人知人達である。
たまに知らない人からメールが来たり掲示板に書き込みがあると、
「そうかぁ、中身を見てもらったのかぁ」と、嬉しがっている。

ところが、こんなページでも時には愉快なことが起こるものである。
「おもしろい話」を見て下さっていた「婦人之友」の編集者の方が、
「おもしろい話」の中からいくつかを選んで、新年号に載せて下さった。
「笑う門に福来る」の中へ収録、つまり初笑いである。
もっとも、雑誌の発売が12月半ばで、笑い収めとなってしまったが…。

「Mizuの部屋」は、くすっと笑えるページを目指していて、
心が疲れた時、気持ちがギスギスしている時に訪れた人が、
こんなページを作って満足しているアホな人がいるんだなぁと、
変に安心して戻っていってもらえたら、成功である。

雑誌に載せてもらえるという思ってもいなかったことが起こったので、
ついでに、これまでの知らない人からの反応を思い出してみよう。

(2)「招かれざる客」を見た人からメールをもらった。
  “風呂敷をかぶったドロボーが様子をうかがっている絵”を
  壁新聞に使わせてもらえないか?との依頼だった。
  おかかえ絵師に許可を取って、使ってもらった。

(3)『外国旅行記』の「スイスアルプス散策」を見た新潟の人からメールが。
  Leukerbadで同じような過ごし方をしたいが、
  情報の仕入れ方や予約の仕方を教えてほしいと聞かれた。
  調べてみると、確かに日本語のHPではホテルの情報しか載っていない。
  英語のHPではアパート形式の別荘を借りる情報が詳しく載っている。
  インターネットで申し込めるようなので、英語のHPを教えてあげた。

(4) 『徒然記』の「踊る舞はぎ」を見た三重県の人からメールをもらった。
  おもしろいのでどこで買ったかを教えてほしいと言われた。
  一応伝えたが、京都の家の近くで買ったので役には立たなかった。
  が、インターネットで探して群馬県の園芸屋さんから取り寄せたそうだ。

(5) 『コレクション』の「アフリカ人形」を見た東京の人からメールが。
  あのようなアフリカ人形を買いたいがどこで買ったか?と聞かれた。
  夫がアフリカで買ってきた物なので役には立たなかった。
  が、アメリカなどではよくこういう店に置いてあると書いて出したら、
  東京でそのような店を探してみるとのことだった。

こういう反応があるとおもしろくて、今後も止められなくなるだろう。
自己満足のみの遊び100%のページでも、たまには愉快なことが起こるから
インターネット時代はおもしろい。


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