ニュージーランド便り


便


ダニーデンへ

テ・アナウからDunedin(ダニーデン)へ約300km。
ダニーデンからOtago Peninsula(オタゴ半島)まで往復60km。


Penguin Place(ペンギンプレイス)

 

オタゴ半島に生息する珍しいキガシラペンギンの保護地区。
目の回りから頭にかけて黄色をしているペンギン。
オーストラリアで見たペンギンは
自然のブッシュの中に巣を作っていたが、
ここのペンギンは人間が作った「家」の中で営巣している。
ペンギンに気付かれないようにうまく掘られた
塹壕のような狭い道を歩きながら、
所々に設けられている小窓からペンギンを観察する。
夕方海からヒョコヒョコぺたぺたと歩いて帰ってくるのが見えた。
写真を撮って良いということだったが、フラッシュはたけないし、
小屋の小窓からだから、ちょっと遠いし、よく撮れなかった。

ダックの忘れ物



Larnach Castle(ラーナック城)で、おもしろいものを発見!
ラーナック城とは、ニュージーランドで唯一「城」と名の付く
ネオ・ゴシック様式の建物だが、
実際は個人の邸宅として建てられたものを、
現在は見学だけでなく宿泊することもできるようにしている。

ここの芝生の上に卵が2個置かれているのを発見!
最初は子供がおもちゃのプラスチックの卵を忘れたかと思った。
が、持ってみると重たい。太陽にかざしても見た。
鶏の卵よりは大きくて、
鶏の卵ほど白くなく、かすかに色付いている。

誰かに尋ねてみてくれと夫に言ったが、職員は誰もいない。
それに、「そんなこと恥ずかしくて聞けるか」と拒否された。
その時遠くで芝生を刈っていた男性が機械を止めた。
急いで卵を持って、走った、走った。
「この卵が芝生の上にあったが、何の卵か解るか?」と尋ねたら、
何か名前を答えてくれたが聞き取れなかった。
「それは鳥の名前か?」と尋ねたら、ダックだということだった。
平然と、ダックが忘れて行った卵だと言うのだ。
忘れて行ったって…、そんな!
それに、人が通る通り道の芝生の上に!
さらに尋ねたら、こんなことはよくあるそうだ。

つづく