ニュージーランド便り


便


旅の終わり

ダニーデンからクライストチャーチへ約360km。
いよいよ旅も終わりに近づいた。

実は、ダニーデンへ着いて先ずしたことはカメラ屋を探したことだ。
その前のテ・アナウからデジカメの調子が悪くなったが、
テ・アナウは小さな町なのでカメラ屋などなかった。
ダニーデンで、なんと私のと同じデジカメを売っているのを見つけ、
スマートメディア(メモリ)の新しいのを買って、
ペンギンの写真から再び使えるようになったものである。

不思議な松ボックリ

 

松の木は外国のあちこちで見かける。
しかし、種類が違っていて、松ボックリも特別大きいのが多い。
見つけたこの松ボックリは幹に直接くっついていた。
大きな枝にも太い幹にさえ直接くっついていた。
どこか様子がおかしいと眺めていて気が付いたのがこの点である。




大きな松ボックリを見つけて写真に撮ったが、
こんな物で驚いたらいけないことが後で分かった。
帰国直前にポーランド人のお宅に招かれた。
暖炉の前に30cmはある大きな松ボックリが置かれていた。
もちろん、どこで拾ったかを尋ねて(^^;)、
帰国前日の忙しい日に探しに出かけた。
広い広い公園の中で、結局見つけられなかった。
自分で見つけて写真に撮るつもりだったので、
現物の写真を撮らなかったのが悔やまれる。

腰を抜かした(?)鳥



松ボックリを探している時、不思議な鳥を見つけた。
よく見かけるツートンカラーの鳥が、
松ボックリが付いた折れ枝の側でじっとしている。
至近距離に近づいても逃げようとしない。
カメラを構えるMizuに驚いて腰が抜けてしまったかと、
初めはおもしろがって写真が撮れたことを喜んでいたが、
すぐにこの鳥は病気か怪我をしているのではと気がついた。
そういえば、羽も傷ついていてきれいではない。
可愛そうだがどうしようもない。
が、その場を離れて見ていたらその鳥は歩き始めた。
なんだ、病気ではないのかと思ったが、
歩けてもやはり飛べないようだった。

つづく