ニュージーランド便り


ラグビー観戦

ラグビーにおけるニュージーランド南島の最強2チームである
Canterbury Crusaders(カンタベリークルセーダーズ)と
Otago Hilanders(オタゴハイランダーズ)の宿命の対決を見に行った。
今回はRanfurly Shield(優勝楯)がかかった大事な試合だった。
前回カンタベリーが北島から奪い取ってきた楯をオタゴが狙っている。
日が暮れるに従って街は盛り上がってきた。

 

カンタベリーは赤と黒、オタゴは黄色と青がチームカラーになっている。
クライストチャーチは勿論「カンタベリー」である。
試合が始まるまでにまだ1時間もあるというのに、
赤と黒の服を着て、顔にまで派手に色を塗りたくった人々が
早くも興奮しながら球場に集まってきていた。
黄色と青の人達は大型バスでオタゴから繰り出して来ていた。
クライストチャーチの人口は約30万人なのに
5万人(?)入る球場が満員だったのにはあきれた。



お世話になっているT氏のお嬢さんM嬢が切符を買う時に、
「いつもは立見席だが今回はお客さんを連れて行くので指定席を…」
と言ったからかどうか、顔に塗る赤と黒のクリームをもらったそうだ。
で、彼女の顔に塗った後、私の顔にも塗ってもらった。
にわかカンタベリー熱烈ファンの出来上がり。



試合は最初オタゴがリードしていたが、
次第にシーソーゲームになり、
最後はカンタベリーが29‐26で勝った!

私はラグビーには全く興味がなかったが、
話の種にと付いて行ったら、周りの雰囲気にすっかり刺激された。
ゴールする度にうわーと大声で叫びながら旗を振ったり
手を上げて立ち上がる人達と一緒に立ち上がっていた。

つづく