台風の中を尾瀬へ



去年は6月に水芭蕉を見に尾瀬ヶ原へ行ったが(こちら)、
今年はニッコウキスゲを見るために7月に尾瀬沼へ行ってきた。
去年の尾瀬ヶ原では3日間共に晴れで存分に水芭蕉を楽しんだのに、
7月は台風の季節で、今年は出発前から台風に振り回された。

台風が3つも揃い踏みで来ていて、その後、10号は西の方に行き、
9号は沖縄などに襲来したものの、こちらには影響なしで済んだ。
問題は11号で、東海道新幹線と上越新幹線のどちらかが運休の場合は、
運行状況を当日の朝ネットで調べて友人夫妻と連絡を取り合うことにした。

後から聞くと、出発した後の京都は大雨でJR京都線は立ち往生したそうだが、
東海道新幹線は遅れもなく、定時到着定時出発で、ともかくも出発できた。

大阪と京都から、東海道新幹線と上越新幹線を乗り継いで浦佐駅へ。
浦佐駅から乗ったバスの乗客は我々4人だけで最後まで貸切だった。
このバスは「奥只見シルバーライン」というルートを通るのだが、
このことについては、帰りの話題で書くことにする。


バスを降りて、奥只見ダムによって出来た奥只見湖を船で渡ったのだが、
湖面の木屑のゴミを1ヶ所に集めて、クレーン車が取り除いていた。
2日後の帰りに見た時は、見事きれいに掃除されていた。


最大搭載人員152人(旅客150人)のこの船「おぜ丸」に、
ここでも、乗船客は我々4人だけで貸切だった。


天気が良くて雲がなければ、ここに燧ケ岳が見えているはずだ。
去年、尾瀬ヶ原から見た燧ケ岳を裏側から見ることになる。


一部青空が見えていたのを、翌日の晴れを期待して撮っておいた。


船が着いたのは、尾瀬口乗船場。
といっても、ただ板が浮いているだけという感じで、
次のバスに乗るために山を登った途中で見下ろすと、
我々が乗ってきた船が、帰りの客を待っていた。


尾瀬口乗船場から乗ったバスが、これまた我々4人だけで貸切。

尾瀬へは、関東地方からは日帰りで行く人達が多いようで、
我々の行程は大勢の人とは時間がずれているからだろうか。
その上、台風の襲来で止めた人も多かったからだろうか。

ともかくも、これがこの日泊まった御池(みいけ)ロッジ。
ここで、標高はすでに1500mに位置する。

新大阪7時26分、京都7時42分発で、やっとここまで到着。

夕食は5時半から7時までで、少し時間があったので、
部屋から見えたロッジの裏手に広がる湿原を散策した。
なお、この日は雨にも降られず安心して散策できた。

ニッコウキスゲ

ヒオウギアヤメ

ワタスゲ

ウラジロヨウラク

ゴゼンタチバナ

チングルマの果穂
サワラン

ダケカンバ?
オオシラビソ
クロベ

白樺の木も美しいが、近くで見るとダケカンバの木も美しい。


アオモリトドマツの新芽は花のようで、いつ見ても撮りたくなる。


お化けになった?水芭蕉の葉。


大きいといえば、巨大ナメクジに遭遇してしまった。
「ダイセンヤマナメクジ」と言うのだろうか。

こんな終わり方で良いかどうか疑問だが、
こんな巨大ナメクジを見てしまったからには、
もうこれ以上続けられない。(^^;)


雨の尾瀬沼一周へ続く



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