奥只見湖を経て



尾瀬沼最終日は朝から雨も降らず、行った日と帰る日は傘なしで歩けた。
今回の雨は台風の影響によるもので、台風は仕方ない、台風には勝てない。
沼山峠駅までは、もう一度大江湿原を歩いて帰るので、もう一度楽しめる。


黄色ばっかりでなく、お花畑もある。

ハクサンチドリ
オタカラコウ

アカモノ
ネバリノギラン?(葉は別物)


ミヤマカラマツ? モミジカラマツ?
葉を見れば違いは明らかなのだが、いろんな葉が重なり、不明。


下の写真は、モミジのような手のひら形の葉が見えるので、モミジカラマツか?



ヤマドリゼンマイ


尾瀬沼を去るにあたり、名前を気に入ったヒオウギアヤメをもう一度。

ところで、2日前の行きでは、ニッコウキスゲの咲きっぷりが心配になり、
帰ってきている人に尋ねて、もう少し行くといっぱい咲いていると聞いて、
安心して途端に元気になったものだったが、帰りの道で同じことが起きた。

すれ違うこれから出かける人に同じことを尋ねられたのだ。
今度は逆の立場で、同じことを言ってあげた。
「いいえ! こんなものじゃありませんよ。先ではいっぱい咲いていますよ!」
と言った時の(自分達はそれを見てきたという優越感?)気分の良かったこと。


周りの色と同じで分り難いが、熊笹に花が咲いていた。
竹に花が咲くと枯れると言われているが、
熊笹も花が咲くと枯れてしまうのだろうか?


尾瀬沼から歩いて沼山峠休憩所へ着いた所の階段には、
珍しいことに、角のない丸っこい石が敷き詰められていた。

沼山峠駅から尾瀬口乗船場まで乗ったバスの乗客は、
行きの時と同じく、帰りも我々4人だけで貸切状態。


バスの乗客が我々4人だけだったということは、
乗船場に迎えに来てくれている帰りの船の乗船客も、
行きの時と同じく、帰りも我々4人だけで貸切だった。


「奥只見湖を経て」という題にしたので、
奥只見湖の景色も少しは入れないと。


我々が乗ったのは、定期船だったが、
奥只見湖を周遊する遊覧船も行っていた。


船を降りて、上越新幹線の浦佐駅まで乗ったバスが、またまた
バスの乗客は、行きの時と同じく、帰りも我々4人だけで貸切。

このバスが、行きと同じく「奥只見シルバーライン」というコースを通るのだが、
この道路は、なんとなんと、全長22km中18kmをトンネルが占めている。

シルバーラインというのは、奥只見ダムの建設工事用道路(資材運搬道路)として建設され、
ダム完成後は維持管理用の道路として使われ、その後観光道路として一般車両に開放された。

資源開発道路らしく、ゴツゴツした岩肌がむき出しになったままだったりする。


帰りは、浦佐駅から高崎駅までは上越新幹線。
高崎駅から金沢駅まで、北陸新幹線に乗った。
金沢からはサンダーバードで帰ってきた。

今年2015年3月に長野駅ー金沢駅間が開業して、
話題になった北陸新幹線に乗ってみようということで、
帰りは、東海道新幹線でなく北陸を通ることにしたのだ。

でも、新しがり屋というか、新しもの好き、にしては、
少しばかり遅すぎる感ありだが、そこはそれ、
年寄りだから年相応に…ということで。
と、都合の良い時だけ年寄りだと年寄りは言う・・。



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