成都大熊猫繁育研究基地



四川省成都市といえば、何はともあれ、武侯祠博物館へ行くのが常道だろうか。
武侯祠博物館というのは、三国志で有名な諸葛孔明を祀っている祀堂である。
もちろん、武侯祠博物館へも行っていろいろ写真を撮ってきた。
が、ここではあえて、パンダの話題を書こうと思う。
それは、四川省はパンダの生育地であるからである。


絶滅が危惧されるジャイアントパンダを保護するために、
ここ「成都大熊猫(パンダ)繁育研究基地」では、
自然に近い環境を作りパンダの研究や繁殖に取り組んでいる。

何しろ、自然に近い環境ということで広大な敷地の中にあり、
森の中を歩いて移動するのでかなりの距離を歩くことになる。
一般に公開されており自然の中で動くパンダが見えるようになっていて、
散策路にはベンチを置いたり、植えられた竹がアーチ状で趣がある。


パンダは活発に動く動物ではないので、動く姿を見たいなら
朝の内に行くのが良いとガイドブックには書いてあるが、
時間の都合で午後から行ったにもかかわらず、
結構たくさんの動いているパンダを見ることができた。


あちらでもこちらでものんびりと動いていて、
こちらを見ているようでもあり見ていないようでもあり…。


ふと見上げた木の上にパンダの姿が…。
大きな体で木に登るのは大変そうだが、
気持ち良さそうに居眠りしていたり、
何やらもの思いにふけっていたり、
今度は何して遊ぼうかと思案中だったり…。


ところで、ここではジャイアントパンダだけでなく、
小熊猫(レッサーパンダ)なども飼育されている。
木の上で何やら茶色い物が見えると思ったら、
レッサーパンダらしいが、一体何をしているのやら?
まさか、こんな格好で眠っているとも思えないのだが。


がさごそと音がして、草むらから
可愛いレッサーパンダが姿を現した。


草むらの中にも丸木を組んだ遊具の上でも、
レッサーパンダ達ものんびりと遊んでいた。

ところで、保育器に入った赤ちゃんパンダも真近かで見た。
生後2〜3日と生後1ヶ月の赤ちゃんパンダだった!
いつでも赤ちゃんが生まれている訳ではないだろうから、
たまたま行った時に赤ちゃんパンダが居たのは幸運だった。

間仕切りのガラス戸などはなく保育器のすぐ側で見られたのだが、
撮影禁止で監視人が見ていたので写真を撮れなかったのが残念。

赤ちゃんパンダの写真の代わりにはとてもならないが、
最後は、ひどく垂れ目のこんなパンダではどうだろうか。(^^;)



楽山大仏へ続く



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