大学キャンパスの野外博物館


京都教育大学のキャンパスに野外博物館があるというので行ってみた。
樹木や植物、生物などにじかに接することができる野外博物館が整備されて、
今年の春から一般に公開されていると聞いた。
と言っても、普通の大学と変りはなく、目新しいのは
見学者のために無料のパンフレットが置かれていること。
木には説明板が立て掛けられているのでそれを参考にしながら、
構内を自由に探索して回ることができる。
実は、ムクロジを目当てに行ったのだが、不発に終わった。
ムクロジは学名をsapindus mukurooziiと言うそうで、
最初のsapはサポニン、つまり石鹸を意味する。
木の実の皮に水を含ませてこすると白い泡が立つそうだ。
実際にやってみようと行ったのだが、木の実が落ちてなかった。
また別の季節にもう一度試してみよう。
その代わりと言っては何ですが、収穫もありました。
大きなカリンの実を拾った。
落ちていたので熟れていてかすかに良い香りを放っていた。
そこで、帰宅後すぐにカリン酒を作った。


たくさんの樹木の中で目を引いたのが、メタセコイアの並木。
アメリカのヨセミテ国立公園で見たジャイアントセコイアには及ばないが、
空高く伸びていて見事な大木である。
やっぱり、大きいことは良いことである。

京都大学北部構内のイチョウ並木
左側が工事中で景観破壊


京都大学は見学者を想定していないのでパンフレットなどは置いていないが、
北部構内(理学部、農学部)の樹木にはやはり名前の説明板がかかっている。
できればすべての樹木に説明板をかけてもらえるとありがたい。


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