電化製品の変遷


先ず、何度か登場した洗濯機に再び登場してもらいましょう。
例のあの「やさしい愛妻号」です。
ご記憶にない人のためにリンクしておきましょう。これです。
「やさしい愛妻号」にはよく怒られるということも書きました(ここ)。
ふたを閉め忘れたままで全自動のボタンを押してしまった時に怒られます。
「ふた」という文字が真っ赤に光っていて「ふたを閉めろ!」と怒っているのです。
ところが、10年後の今年新しく買った洗濯機は更に進化していました。
なんと、ふたを閉めないと洗濯を始めてくれないのです。
おかげで、怒られることもなくなった訳です。

  

写真左側は京都の家の洗濯機と乾燥機です。
10年経ってまだ無事に動いています。
右側は三田の家の新しい洗濯乾燥機です。
1台の機械で洗濯も乾燥もしてくれます。
洗濯後にそのままで乾燥するのではしわになるのではないかと案じていました。
ところがところが、アイロンが要らない位に見事にしわになっていません。
今までは、洗濯機から出した絡まった衣類をのばしては乾燥機へ入れていました。
その手間が要らないばかりか、しわにもなっていないのです。

洗濯から続けて乾燥までする時は「洗濯乾燥」ボタンを押します。
ある時、「洗濯」が終了した後で思い直して「乾燥」ボタンを押しました。
すると異常表示が出て、乾燥をしてくれません。
原因が分からず、マニュアルを読んで納得しました。
乾燥する時は水を使って冷却・除湿をしているそうで、
水栓を閉じていると乾燥できないようです。
それで「乾燥」しても部屋が暖まったり湿ったりしないのですね。進化です。

実は、京都の家では洗濯機の水栓は開けっ放しで閉じたことがありません。
長期間の留守中もずっと開けっ放しにしていました。
こちらはマンションで、洗濯が終わると水栓は閉じる方がよいと言われました。
開けっ放しにしていると水圧でホースが外れることも無きにしも非ずで、
マンションの場合、階下が水浸しになる可能性もあると脅されました。
で、洗濯後に水栓を閉めたままで乾燥ボタンを押してしまったのです。

ただし、洗濯物はこれまでも今も乾燥機を使うのはまれです。
やはり、お日様に干す方が気持ちが良いからです。
でも、いざという時には必要だから、乾燥機はほしいですよね。

次は、テレビです。

これは京都の家のテレビです。10年が経って色が不調になりました。
当時としては大型のビデオ内臓のちょっと高いテレビでした。
三田への引越しの直前頃から赤色が出なくなりました。
それで、和室(客室)に置いていた小さなテレビを見る羽目に。
小さい方はBSが見られないので、大きい方も捨てないでそのまま置いています。
赤色の欠けたBSの番組もそれはそれで味があります(ホント?)。


これは三田の家の新しいプラズマテレビです。
画面はBS朝日の「花おりおり」。デジカメで普通にきれいに撮れます。
横長でデッカイくせに薄っぺらでスマートです。
リモコンにいっぱい機能が入っていますが使い切れていません。
NHKのハイビジョン放送も民放のBS放送も見えますが、
双方向サービスとやらには契約していません。

このテレビを見始めてから何日か経った頃、画面に邪魔なメッセージが出るようになりました。
「この電話番号へ電話すればこのメッセージは消える」とあったので電話しました。
NHKのBSには申し込み済みでしたが、申し込まないで見る人へのけん制のようです。
申し込み済みが分かるのは、カード番号を言わなければならないのですが、
テレビにカードが差し込み済みだったのを理解できていませんでした。
カード番号を聞かれても分からず、カード番号を確認するために、
電話で教えてもらいながらリモコン操作をして確認画面へたどり着きました。
はーっ、自分のカード番号が画面に出てきました!
その番号を言ったら、画面から邪魔なメッセージが消えました!
申し込まないで見ている人は、この電話で自動的に申し込むことになるようです。
なるほど、NHKも考えたものですよね。

我が家はCSデジタルとは契約していない・・のだと思います。
・・だと思う、と書いたのには訳があります。
BSだのCSだのハイビジョンだのデジタルだの、よく解っていないんですよ。
見られるのを全部見ようとすると結構高いお金がかかるようなので、
ゆっくり検討しようと、まだいろいろ契約していないんですよ。
で、電話した時に、名前を登録して高いお金を取られたらいけないので、
「我が家はデジタル放送とは契約しないんです」と言ったんです。
すると、相手は笑いをこらえている様子で努めて平静に言ったものです。
「ご覧になっているのがデジタル放送でございます」と。
「このメッセージが出るということは、デジタル放送でございます」と。
「新しいテレビを買われてご覧になっているのでしょう?」とも。
電話を切ってから新聞のテレビ番組表を確認しましたよ。
確かにNHKハイビジョンや民放のBS放送の所にはBSデジタルと書いてあります。
が、その時は確かにNHK衛星のBS放送の画面にメッセージが出たのです。
しかししかし、よくよく新聞のテレビ番組表を見てみると、
ふむふむ、「BSデジタルも同番組」と小さく書かれてありました。
なるほどそうか、私はBSデジタル放送を見ていたのです。
ああ、ややこしい、文明が進むと付いて行くのがしんどいなあ。


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