建仁寺塔頭の両足院で、ハンゲショウが見頃だった。 ハンゲショウは、漢字では「半夏生」と書き、 名前の由来は、夏至から11日目の半夏生の頃に開花するから。 が、葉が半分白くなり、半分化粧したように見えることから、 「半化粧」と書く、という説の方にもなるほどと思ってしまう。 開花する花は小さくて地味な色で目立たないために、 昆虫を誘う為に、目立たない花の代わりに葉を白くして、 地味な花を目立たせるための花弁の役割をしているのだとか。 花が咲いた後は、白く色づいた葉は再び緑色に戻るそうだ。 ハンゲショウは、「天龍寺で咲くハンゲショウ(こちら)」でも載せていて、 天龍寺では、部分的に白くなっている葉を近づいて撮った写真を載せたが、 数が少なかったので、建仁寺のハンゲショウは全体像の写真から始めよう。 |
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これは、「〇△□乃庭(まるさんかくしかくのにわ)」と言うそうで、 禅宗の四大思想(地水火風)を地(□)、水(〇)、火(△)で象徴しているとか。 手前の四角い(□)井戸は“地”、真ん中の丸い(○)苔は“水”、 盛られた白砂は三角形(△)になっていて、“火”に見立てているのだとか。 このお庭を見ることで、地と水と火を感じて(風は肌で感じることができる)、 宇宙の根源的形態である四大思想から宇宙の神秘を感じましょうという意味だとか。 |
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・建仁寺塔頭・霊源院の甘露庭(2018.5.25)(こちら) ・建仁寺へ初詣(2012.1.2)(こちら) |