天龍寺で咲くハンゲショウ



天龍寺については、「嵐山・嵯峨野の紅葉」(こちら)で書いたことがあり、
ハンゲショウについては、「詩仙堂のガクアジサイ」(こちら)の中で、
一部だが、少しだけハンゲショウの写真も載せたことがある。

今回は、ハンゲショウを見るのが目的で天龍寺を訪ねた。
ところが、この日は一日中小雨が降り続く生憎の日となった。
京都に住んでいて、何もそんな日に出かけなくても良さそうだが、
次の日もその次の日も予定が詰まっていて、時間が取れなかった。
梅雨の頃に開花すると聞いていて、梅雨も終わりそうだったし、
台風も近づいていて、後に延ばしてチャンスを逃してもいけないと強行した。


先ずは、総門を入って、中門を抜けると、背景には嵐山が見えている。


本堂前には大きな曹源池があり、天龍寺庭園は「曹源池庭園」とも言われている。
嵐山を借景にしていて、池の周りを散策しながら、ハンゲショウを探した。


散策路を歩いている途中で、白い花?を見つけた。
花が見頃の時期に、花と同時に葉も変色して、
白い花がたくさん咲いているように見える。


夏至から11日目の半夏至の頃に開花することから、
というのが「ハンゲショウ」の名前の由来だということだが、
葉が半分白くなり、「半化粧」したように見えることから
その名前が付いたという説の方を信じたい気分だ。


どうしても葉にばかり目が行くが、葉だけでなく花も見てほしい。
梅雨の頃に開花すると聞いていて、梅雨も終わりそうだったから
雨の中を見に行ったのだが、開花している花は一部だけで、
よく見ると、花はまだほとんど咲いていないように見えた。


葉の上を移動する虫を追ったところ、やはり、
咲いている花の所へ寄って行っているようだ。


ハンゲショウの最後は、水辺でひっそりと葉の色を変える姿を。

さて、ハンゲショウだけでなく、他の花も少しだけ載せておこう。

コムラサキシキブ
シモツケ

ボケの実



上でも書いたが、総門を入って、中門を抜けると左手に見えるのが、
見頃には少し早かったかという咲き具合の放生池のハスの花。
ちなみに、この写真はハンゲショウの後で帰り道で撮ったもの。



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