勸修寺の蓮の花
「勸修寺」は、通常「かんしゅうじ」と言うことが多いが、
寺では、「かじゅうじ」を正式の呼称としているそうだ。
「勧修寺の臥龍の梅」(
こちら
)を載せたことがあるが、
記録で見ると、何と19年前!のことでもあり、
今回は、蓮の花を主にして書いてみようと思う。
醍醐天皇が生母の菩提を弔うために創建した寺で、
以来、皇室ゆかりの門跡寺院としての歴史がある。
勧修寺の蓮は遅咲きとして知られており、
8月後半を過ぎても蓮の花を楽しめる。
背景の観音堂が良いアクセントになっている。
これが、その観音堂。
巨木の「千年杉」が後ろに見えている。
水戸光圀公が寄進した「勸修寺型灯籠」。
「水戸黄門様のご寄進で京都へ来られたら必ず
見て通ろう(とうろう)と言われる灯篭です」
とは、水戸黄門さまらしいユーモアか。
この灯籠を覆うように生えている
樹齢750年以上のハイビャクシン。
山桃の老木。
落雷によって2分されたと伝えられ、
樹齢350年と言われる古木だそうだ。
樹齢350年だの、樹齢750年だの、千年杉だの、
巨木、老木、古木・・と続いたので、一休みして、
スイレンの花でホッとしましょう。
話題としては、こういうのもあります。
この手すりは、木を曲げたのではなく、
曲がった形に木を切り出しているそうだ。
ところで、「臥龍の梅」がどこにあったか分からず、
受付の人に場所を尋ねて、見つけることができた。
梅の花が咲いていないと、気が付かないものだ。
親の木と、子の木と、孫の木から成る「臥龍の梅」。
上記「勧修寺の臥龍の梅」を載せた時に入れた
「この先行かれるのはご自由ですが大いに危険」
「魚盗るな釣るな不法は110番」の注意書きは
寺とは思えぬ書き振りだとあの時には書いたが、
ユーモアのセンスも大いに気に入っていた。
今回は、柔らかな書きっぷりに変わっていた。
しかも、入り口の門に書かれていた言葉には、
大いに感じ入って、写真に撮らせてもらった。
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