夫と友人の3人で出かけた今回の青森県への旅行は、計画段階で紅葉の時期を考慮した。 八甲田は10月上旬ー中旬、奥入瀬は10月下旬ー11月上旬、十和田湖畔は10月中旬ー下旬、 となっていて、すべてに紅葉は期待できないということで、結局3人の都合の良い日に決まった。 つまり、紅葉の見頃は八甲田の頂上だけで、他は期待できないことを承知で出かけた。 現役を引退したとはいえ男性2人がまだ仕事をしていて、都合の良い日が制約されるのだ。 家を出た時の京都も、飛行機に乗った時の大阪も快晴で、幸先は良かった。 青森県の天気予報は雨だったが、青森空港に着いた時には雨は降っていなかった。 午前中は土砂降りの雨が降ったそうで、ラッキー!と喜んで、八甲田へ向かった。 八甲田の頂上へはロープウェーに乗って一気に上がる。 八甲田へは7年前にも行っているので、写真は割愛する。 というよりも、頂上へ上がるに連れて小雨が降り出し、霧で見えなかったのだ。 |
さて、酸ヶ湯での特記事項は、初めて混浴を経験したことだ。 体を洗うことができる「玉の湯」で、山を歩いた汚れを落とし、 混浴の総ヒバ造りの「千人風呂」へ入った夫達の話を聞いてから、 私もこの歳になって初めての混浴を体験してみることにした。 あくまでも、「ネタ旅紀行」の話題のためである。 ヒバ千人風呂は1時間だけ女性専用になるので先ずはその時間帯に行ってみた。 たくさんの女性達が入っていて、その数にもその広さにも驚いた。 不思議だったのは、「四分六分」の湯の方が熱くて「熱湯」の方がぬるかったこと。 次に、混浴の時間帯に夫達と一緒に行ったが、脱衣所は勿論男女別だ。 お湯は白濁しているので、首から下がお湯の中にあれば見えないし、 女性側から入った場所に女性数人が居たが湯気でよく見えなかったと夫から聞いて、 女性側から入った場所から動かないことにした。女性は私1人だけ。 首から下がお湯から出ないように注意しながら少しだけ動いてみた。 近くで首から上をお湯の上に出した夫が見えたので、手を振って合図した。 「恥ずかしいから、お父さ〜んと大きな声を出すなよ」と釘を刺されていた。 「Tさんはどこ?」と友人の居場所を聞いたら、「彼はあちらだ」と言われて、 反射的にあちらの方角を見たら、立っている男性数人が見えてしまった。 が、私は目が良く見えないので、立っていると判るだけで見えなくて良かった。 友人は熱い湯に入れなくて、私の位置からは見えない場所に居た。 しかし、女性専用になった時間帯はわずか1時間だけで、 夫達が入った時は女性は数人、私も入った時は女性は私1人だけ。 女性は混浴を嫌がるから、混浴というのは男性天国だと思い知った。 そりゃ、そうだ、ただで裸を見せてやる、人の良い女性は居ない…。 |