奥入瀬渓谷ハイキング
奥入瀬渓谷は、最初、「馬門岩」から「子ノ口」までの3時間を歩く予定だった。
が、酸ヶ湯から乗ったタクシー運転手に「石ヶ戸からが美しい」とアドバイスされて、
バス停で言えば「馬門岩」より1つ手前の「石ヶ戸」から歩き始めた。
途中、ゆっくり写真を撮ったり、休憩してお昼のお弁当を食べたりしたので、
最後は、「子ノ口」まで歩くには時間的に少し無理だと判断して、
「子ノ口」のバス停より1つ手前の「銚子大橋」からバスに乗った。
結局は、最初の予定と同じ位の距離と時間を歩いたことになる。
結果的には、「石ヶ戸」から歩いた景色はきれいで感動的だったし、
バスから見た「銚子大橋」から「子ノ口」まではそれ程見所もなかったので、
タクシー運転手のアドバイスに従って予定を変えたのが良かった。
確かに、「石ヶ戸」から歩き始めてすぐに写真に撮りたい渓谷美が続いた。
渓流に沿って遊歩道が整備されているので、渓流を眺めながら歩くことができる。
中州にトクサが生えていた。
木々が繁って日当たりが悪い所にトクサは生えている。
表面がザラザラしていて昔はサンドペーバーの代わりに使ったとか。
最初にここから歩き始めようとしていた馬門岩。
幾重にも岩盤が組み合わさって1枚の岩の壁になっている。
「阿修羅の流れ」
石にぶつかりながら流れる急流の激しい流れに水しぶきが上がっている。
「九十九島」
小さな岩の島がいくつもあることから名付けられたとか。
小さな岩の島にも木が育って大木になっているのもある。
「飛金の流れ」
流れの中に見え隠れする岩が太陽の光で金色に輝くことからの命名だとか。
くねくねと流れる渓流に沿って、いくつかの橋を渡った。
苔むした木の橋が渓流によく似合って風情があった。
急流ばかりでなく静かな流れの所も別の風情がある。
倒木が対岸にまで届いてそのままの姿であるのがまた良い。
別の木が育っているので、倒木もそのままで役に立っている。
渓流沿いには大小たくさんの滝が流れている。
いくつもの滝を見たが、4つの滝を入れてみた。
渓流沿いの遊歩道の手すりも階段の手すりも苔むして、
思わず写真を撮りたくなる程何とも言えない風情だった。
最後はダイナミックな「銚子大滝」
これまでの滝は、支流から奥入瀬渓流へ流れ込む滝だったが、
これは、奥入瀬本流にかかる唯一の滝で、高さは約7メートル。
高さがあり、水量も多く、壁がほぼ直角に切り立っているため、
これより上へ魚が遡上できず、「魚止めの滝」と呼ばれている。
次ページの「十和田湖を散策」で書くつもりだが、そのため、
上流の十和田湖には、かつては魚が全く住んでいなかったそうだ。
さて、下の滝は何と名付けられた滝だろうか?
騙されてはいけません。
よく見て下さい、水が流れ出ている所、何だか丸いですねぇ。
生活排水でも流れ出ているような?鉄の管から出ています。
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