大野山の天文台



大野山に登るため、ふもとまでは車で行った。
「登山道入り口」の案内があった場所で駐車した。
その場所で「西軽井沢」のバス停の名前を見て驚いた。
どうもこの辺りは「軽井沢」に比して「西軽井沢」らしい。


山道を歩き始めて、「軽井沢」の名前の意味が分った。
あちこちに土地の所有者の名前が書かれた札が立てられていた。
この写真のように敷地に入る立派な橋まで架かったのもあったが、
大部分は土地だけなのに「私有地につき立入禁止」と書かれていた。
この辺りは、別荘地として開発予定なのだと想像できた。


この日は丁度ツツジが満開だった。
所々では、このようにツツジのトンネルができていた。
木々の芽吹いた淡い緑とツツジのピンク色が程よく調和していた。


はい、頂上は標高753Mです。


頂上からは360度見渡せるということで、
パノラマ写真を撮れるかと期待して行ったが、
遠くが霞んでいてパノラマ写真には適さなかった。
中央やや左の尖った山が以前登った大船山(こちら)である。


枯れ木に緑の葉が出てきているのはアジサイです。
この斜面には一面にアジサイが植えられていて、
その数たるやただものではなく、
花が咲く頃はさぞや見事なことでしょう。


4月30日現在で、まだ桜が咲き残っていた。
桜の枝の下の少し先に見えるのが天文台である。


こんな所のこんな山にこんな天文台があるとは驚いた。
一階はプラネタリウムになっていて、
二階で天体観測ができる。


コンピュータに入っているソフトで、すべてが自動で動く。
パソコンの画面上で、見たい太陽を選択すると、自動で天井が開き、
自動で望遠鏡が動いて太陽に焦点が合うようになっている。
太陽の黒点を見たかったが、雲がかかってきて見えなかった。
夜空を見る場合は、土星や木星など見たい星を選ぶだけで、
その日その時刻その場所から見える星の位置に、
自動で望遠鏡が動いて見ることができるようになっている。

いつか土曜日の夜に土星の輪を見に行こう。さぶ。


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