洞爺湖と昭和新山


洞爺湖と昭和新山へは、学生時代に北海道を旅行した時に訪ねたことがある。
私の学生時代とはどんな昔のことかと思われるだろうが、大昔のことである。
憶えているのは、昭和新山で食べた丸ごとのジャガイモがおいしかったこと!
その他のことはほとんど何も憶えていない。行ったことがあるということだけ。


泊まったホテルから撮った写真だが、
写真を撮ったのが夕方と朝早くで暗い。
中島の左奥に見えているのは羊蹄山。


洞爺湖の真ん中にある中島を眺めながら、
朝な夕なに湖岸をゆっくりと散策した。


湖岸には、きれいな花や水鳥たちが目を楽しませてくれた。
これは、ハマナスの花とカモの種類のカワアイサだろうか。

さて、次には、昭和新山と有珠山へ。


少し角度を変えて撮った昭和新山の姿。


それぞれを大きくして見ると、蒸気が上がっているのが分かる。


昭和新山は、活発な火山活動を見せて出来上がった溶岩ドームである。
この銅像は、当時、地元の郵便局長であった三松正夫のものである。

三松正夫は、新山が成長していく詳細な観察記録を作成し、
貴重な火山の保護に尽力して、住民の生活の支援もした。

かつては、広大な畑作地帯で、のどかな田園地帯であったが、
洞爺湖に巨大な渦巻きが発生し、その後に起こった大噴火によって、
昭和新山の隆起とともに、有珠山の麓にあった集落は消滅したそうだ。


有珠山の頂上へはロープウェイで上がり、
外輪山遊歩道を歩くつもりだったのだが、
この日は強風のためロープウェイが運休。

小樽の2日間は快晴で、多くの青空の写真を撮れたが、
洞爺湖・昭和新山は、雨こそ降らなかったが曇り空で、
しかも、強風のためにロープウェイが運休するとは。


仕方ないので、「昭和新山野外博物館」なる森を歩いた。
シラカンバ、ハリギリ、ドロノキ、カラマツ、カエデの仲間
などという案内板のある中を森林浴をしながら歩いた。


「1977年火山遺構公園」
1977年〜82年の有珠山の火山活動で倒壊した病院の建物を保存している。
地殻変動で倒壊した病院施設とその周辺が公園として整備されているようだ。

この病院は噴火後数日でひび割れが始まり、2〜3ヵ月後には倒壊したそうだ。


病院のすぐ後ろには、有珠山が見えている。
火山活動で何が起こったか、想像は容易い。


ところで、「火山村」に「レストラン 噴火亭」とは。
ネーミングに衝撃を受けたところで、終わりです。


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