リマ観光とイグアスの滝


大阪・伊丹空港から羽田空港まで1時間15分の飛行時間。
羽田での乗り継ぎ時間が2時間半。
羽田からアメリカ・ロサンゼルスまで約10時間の飛行。
ロサンゼルスでの乗り継ぎ時間が3時間。
ロサンゼルスからペルー・リマまで約8時間半の飛行。
南米は遠い…というのが実感。
日付変更線があり、14時間の時差もあり、日本を出てからどの位経ったのか、
ともかくもリマ時刻に時計を合わせて朝の7時半にリマ到着。

今回は夫の仕事に付いて行ったのではなく、全くの観光旅行で、
初めて団体ツアーに入って行ったので自分で手配する必要がないのが楽だった。
ツアー参加の13人に添乗員さんと現地の日本語を話すガイドさんの15人で、
1台の専用バスに乗り世界遺産に指定されているリマ歴史地区の観光に出かけた。


リマのアルマス広場ではバスを降りて見学。
南米の征服者フランシスコ・ピサロが自らの手で礎石を置いたと言われる大聖堂。


これはペルー政庁大統領府だが、アルマス広場に面しては、
この他にもリマ市役所、中央郵便局なども並ぶリマの官庁街である。


場所によって建物の色が統一されていて、
ここは黄色の建物群だが、左側はリマの市庁舎。


ここはバスで通っただけでバスの窓から撮ったサン・マルティン広場。
広場の中央にはペルーの英雄サン・マルティン将軍の像が立っている。

この他にも、時間をかけて見物したのがラファエル・ラルコ・エレラ博物館。
ペルーの古代文明のたくさんの土器を中心に、黄金のマスクや宝石類などなど。
おもしろいのは、展示されていない収蔵品の倉庫も公開されている。

南米は現在雨季で雨に降られることを心配していたが、
リマは年間降雨量が1mmだそうで、滅多に雨は降らないそうだ。
この日は曇り空で晴れではなかったために暑過ぎなくて良かった。

さて、翌日は飛行機でリマからブラジルのイグアスへ。飛行時間約4時間。
3時間の時差もあり、この日は移動だけで1日が終わった。

翌朝5時半にモーニングコールがあり、まだ暗い空を見上げて南十字星を見る。
南十字星は以前にもニュージーランドなどで何度か見たことがあるが、
添乗員さんに教えてもらってカノープスという星を見たのは初めてだった。
これを見ると長寿になるという長生きの星だそうで、さて、何歳まで生きるか。

7時半に専用バスでホテルを出発。国境を越えてブラジルからアルゼンチンへ。


ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3ヶ国が見渡せるポイント。
不鮮明だが写真右側から流れて来る茶色のイグアス川が、
左側斜め上下に流れる青色のパラナ川に合流する地点が、
ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ3国の国境点である。
写真下側がアルゼンチンで、右岸がブラジル、左岸がパラグァイだ。


トロッコ列車に乗り遊歩道を歩いてアルゼンチン側の世界遺産のイグアスの滝へ。
滝が近づくにつれ、空まで高く立ち上る水煙の豪快さに期待が高まる。
(もっと豪快な水煙の写真は他にもあるが遊歩道と一緒に写ったのはこれだけで)


アルゼンチン側のハイライト「悪魔ののど笛」から滝を真上から見た。
この日イグアスは快晴だったが、雨季のために上流では雨が降り続いていて、
この時期は通常より水量が多いそうで、目の前に迫る滝は大変な迫力だった。
それにしても、イグアス川は水の色が茶色だったのも迫力満点だった。


迫力ある滝の写真が続くので、この辺りでホッとする虹の写真を。
でも、ここでも茶色の水がしっかりと写っている。


アルゼンチンからブラジルへ戻り、午後からはブラジル側からイグアスの滝を見た。
以前、カナダのナイアガラの滝を見た時にもそのスケールの大きさに圧倒されたものだが、
スケールの大きさではイグアスの滝の方がもっと迫力があるように感じた。


上下セパレートの雨合羽を着て滝の上に突き出している遊歩道を歩いて行くと、
更に上から流れ落ちる滝の水しぶきで目も開けていられずびしょ濡れになった。


流れ落ちる滝をすぐ上から眺めるのも、
流れ落ちる滝をすぐ側で見上げるのも、
迫力満点でかなり緊張を強いられた。
カメラが濡れるのを構わず撮った写真は水煙ばかり。


最後は、ジャングルの中をトロッコバス?に乗ってボート乗り場へ。
写真のボートよりは小さいボートに我々のグループだけで乗って、
滝の下へ近づいたが、雨合羽を着ていてもびしょ濡れになった。

ボートが小さい分小回りが効いて、右へ左へと激しくボートを揺らしては、
滝や川の水がドヒャーと被さってきてその度にキャーキャーと叫び声が上がり、
ボートの運転手はその叫び声をおもしろがっては、ますますボートを揺らす。
我々のグループは高齢者が多かったにもかかわらず(70歳台、60歳台、50歳台)、
キャーキャーと言う叫び声は若い人達のグループに負けてはいなかった。(^^;)

さて、イグアスの滝を堪能した後、20時35分にイグアスを発ち空路リマへ戻る。
飛行時間4時間だが時差が3時間あり21時40分到着後、専用バスでホテルへ。
23時30分ホテル到着。

ナスカの地上絵へ続く



目次へ 外国旅行記へ