洗濯乾燥機のリコール


2004年の春、夫が定年退職して第2の職場がある三田へ移り住んだ時に新たに洗濯乾燥機を買った。
京都の家で息子一家が住み始める前は月に1度は掃除のために京都へ帰っていて、
京都滞在中に必要だからと電化製品はすべて京都の家に残していた。
三田の家で使う電化製品を新婚家庭よろしくすべて新しく購入した訳だ。
つまり、2つの家をどちらでも住める状態にして京都と三田を行き来していた。
京都の家の電化製品は結婚した息子夫婦が使ってくれたが買い換えたのもある。

さて、2009年の今年の春、二度目の定年退職で三田での生活を終えて再び京都の家に帰ってきた。
三田での暮らしは5年間で、三田で使っていた電化製品はすべて持ち帰った。
洗濯乾燥機の話題は以前に書いているので、こちら「電化製品の変遷」をどうぞ。

この洗濯乾燥機は引越しの見積もりに来た引越し業者が勧めてくれた物だ。
三洋がドラム式洗濯乾燥機を作り始めた最初かどうかは知らないが、
ドラム式が出始めの頃で三洋のドラム式が良いと勧められた。

その後、発火事故があったとかで一度リコールがあり、
購入した電気店からとメーカーの三洋から電話連絡があった。
この時は電気店とメーカーの顧客名簿の確かさに感心した。
しかし、我が家のは機種は該当していたが製造番号が該当していなかった。

その後もリコールがあり、ニュースで知ってすぐに連絡した。
連絡が早かったからか、すぐに2人の男性が三田の我が家まで修理にやってきた。
ベテランの人がやるのをもう1人に見せてやり方を教えていた。
実は、ニュースを見てすぐに連絡したのは間違いだったと後悔していた。
何故なら、あちこちで修理に慣れた後で慣れた人にやってもらう方が良かったかと。
しかし、現場で指導しながら教えているのを見て、
にわか仕立ての作業員ではなくベテランにやってもらえたから良かった。
やはりすぐに連絡したのが正解だったと安堵した。

その後、修理時における作業不備が原因の発火事故が発生したとかで、
同様機種の28万台を対象に5回目のリコールを実施するのも大変だが、
直接事故を起こした機種の16万6000台は同等の新品と交換することになった。
構造がほぼ同じ4機種を対象に三洋のドラム式洗濯乾燥機の新製品と交換するとか。

このニュースを知ったのは、2009年9月中国・張家界へ行く飛行機の中で読んだ新聞だった。
電気店とメーカーの顧客名簿には三田の住所と電話番号が記録されているはずで、
三田から移り住んだ京都の住所と電話番号は知らないはずだから、
今度は連絡してもらえない、こちらから連絡しなければ…と、その記事を破って保存した。
帰国後三田の住所に届けられた郵便物が転送されてきて(宅配便のメールだったら届かない)、
電話をして三田の記録を削除してもらい京都の住所電話番号を新たに登録してもらった。

我が家のは調子も良く何ら不具合は無いのに新品と交換してもらえることになった。
5年7ヶ月間も使った上での新製品の新品との交換は何とも得をした気分である。
しかし、こんなに大量の数を無料で新品に交換して、三洋さん、大丈夫だろうか?
他人事ながら心配になってくる。いや、他人事ではない。
会社が大丈夫でない状態になったら、次に問題発生した時には誰が対応してくれるのか?
かといって、そんなことをこちらが心配しても始まらない。

そこで、今度新しく我が家にやってきたのが下の洗濯乾燥機である。
いらっしゃい、ようこそ我が家へ!!



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